打合せの帰りに「さっぽろ雪祭り」の会場を通った。雪のタージマハールが気になっていたのだ。37年前、初めて海外旅行したときに観た建築だったから。そして雪のように白い大理石だった。
1950年に始まった雪祭りは、今年で63回目を迎える。公式HPによると1週間の会期中に200万人以上の観客数を数える。寒い冬の一日家族連れで楽しめる、もはや札幌の街には無くてはならない行事となっている。街づくりは、なにも恒久的な箱物をつくるだけではない。こうした数日で姿を消す幻のような雪像建築(?)も美しい街づくりの光景のひとつだろう。
雪像は、実物の1/4スケールでたしかに小粒ではあるのだが、白い大理石を雪の白さで表現したのは成功だったように思える。また観光客が多いのもかの地に似てイメージが重なる。
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雪像をiPhoneで撮影、この後ちかくで小さな雪像が崩れる事故があった |
タージマハールは、印度のほぼ中央部の都市アグラにある霊廟。17世紀ムガール王朝時代のビザンチン建築の影響とペルシャの玉ねぎ形ドームが用いられ、多種の要素を総合して建てられたイスラム建築で、総大理石の美しい建築。(建築史:藤岡通夫他著・市ヶ谷出版社参照)
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37年前にcanonカメラにコダックエクタクロームスライドで撮影したものをスキャン |