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火曜日, 1月 05, 2021

資料集めの横道で、マティスに出会う

 現在、とある教会堂を設計している。設計というのは、いろいろ地道な作業が必要で、設計する建物に関連した資料を集める地味な作業もその一つだ。しかしgoogle検索で瞬時に様々な情報を集められる現在は、パソコンに向かう意思さえあればそれほど退屈な時間ではない。それどころか興味をそそられ、つい横道にそれてしまう情報に出会うこともある。

昨年、教会堂の画像検索をしていて、白い壁にカラフルなステンドグラスのある小さな教会堂が目に留まった。アンリ・マティスの設計したロザリオ教会堂だった。私が初めてマティスの絵を意識したのは、池田満寿夫が「美の王国の入り口で」の文中でMOMA所蔵の「ダンス」に感動した、という文章を読んだ時だった。いつか本物をと思ってはいたが、十数年前NYに行くことができた時は当の美術館が増築工事中で入ることすらできなかった。今年、国立新美術館でマティス展が予定されているという。そこにはロザリオ教会堂の展示もあるという。コロナ禍が収束していたら是非観たいものだ。その前に、この一冊を読んでおこう。


金曜日, 1月 01, 2021

2021年 新年あけましておめでとうございます。週刊ブロック通信 令和3年1月1日号です。

元旦号はカラー印刷になり晴れがましく、今年も新たな気持ちで始動できそうな予感です。

南幌で始めた、十字プランとハイサイドライトのある中心空間に、外部の要素を取り込む。

江別の平屋1(木とコンクリートブロックの家)が、最初の厳しい北国の冬を迎えている。