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土曜日, 3月 17, 2012

BASE4セミナーを開催します

設計チームBASE4では、3月24日(土)午後1時30分より4時30分まで、住宅セミナーを開催します。ぜひお越し下さい。場所は、西区宮の沢1丁目1番地「ちえりあ」6階会議室です。参加は無料。ただし、人数把握のためメールまたはFAXでの事前登録をお願いしています。
 当初、私たち建築家(設計チームBASE4~松橋、國澤、平尾、山之内)自身が、還暦(60歳)前後の年齢であるため、同じ年齢層の高齢者を対象にしたセミナーをと考えていましたが、「住まいは年齢に関係なく考えるもの」との認識で、世代を超え思考できるよう「たおやかな住まい」とするテーマを設定しました。
 そして、「知っていながら害をなすな」という言葉があります。プロであれば当然分っている物の道理が、一般の方々は有効な情報がないために間違いを犯すことがあるものです。私たちは、30年以上の住宅設計経験のさまざまな取組みから、こうすれば劇的に素晴らしくなるという「建築の力」をセミナー参加の皆様にお伝えしたいと考えています。
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水曜日, 3月 14, 2012

残して育てる

コンクリートブロック造の危機について、考えています。昨年、北海道でのメーソンリー建築(コンクリートブロック造等)の着工件数が数件だという衝撃的事実を知って、いささか慌てました。なるほど近年、建築家仲間の住宅作品にコンクリートブロック造が登場しないはずです。
セラミックブロックを使った「岩見沢の家」
バルセロナで見学した高層オフィスビルZEROZERO(EMBA設計)
そしてまた今度は、かの北海道ノーザイ工業ではセラミックブロックの生産を中止したというのです。セラミックブロックは、レンガのように焼成した建築ブロックで北海道では農業施設や倉庫、交番や公園のトイレ、公営住宅や個人住宅などで盛んに用いられ地域の景観を形作ってきました。北海道では身の回りにあって、日常の風景になっている人たちも多いのではないでしょうか。素材がなければ工法もなくなります。同時に職人さんと技術もなくなってしまいます。欧州では、最先端の高層オフィスビルでさえ素焼きのレンガブロックで間仕切りを仕上ています。それを見たとき、技術を残すことで伝統と文化を守り育てていると思いました。
ZEROZERO内部のレンガブロックの間仕切と下地

木曜日, 3月 08, 2012

メーソンリー住宅

3月になり8日になりました。ここ数日、寒気がゆるみ車道のアスファルトが顔を出している。1週間前にはさらさらの雪が今はシャーベット状になりそして夜半には凍てつく。この繰り返しのうちに、春がすこし近づいてきています。


グレイの家正面
ここのところ、メーソンリー(組積造)の良さや現況の課題について考える機会がありました。メーソンリー(組積造)は、コンクリートブロック造やセラミックブロック造、レンガ造や石造のことなのですが、近年建設件数が激減しているのです。生物にたとえれば、すでに絶滅危惧の危険水域といったところでしょう。これではイカンと思うのは、私だけではありません。長年コンクリートブロックの自然素材然とした雰囲気を、時間に耐える素材としての素晴らしさを感じつつ設計してきたこの身としては、なんとしても状況の改善のために訴えていこうと思います。
グレイの家居間

水曜日, 2月 29, 2012

2月の余韻

29日は4年に一度の特別な日です。この日をただの2月の余りと考えるのか、はたまた3月本番へのミニキャンプのような準備の一日と考えるのか、1日分時間をすこし得をしたような気分になります。余談ですが最近完成した古いオフィスビルの内装リフォームのビフォーアフターをご覧下さい。住宅ではありませんが同じ建築、日常の住宅設計の余熱が込められています。
1階ホールの改修後その1~スライド扉を新設
1階ホールの改修後その2
テナント改修後~床をタイルカーペット、暖房を電気に変更
上、改修以前の様子、3画像

日曜日, 2月 26, 2012

薪ストーブに火を入れる

発寒5-5モデルハウスの薪ストーブに火を入れた。サカシタペチカの坂下社長さんが丁寧に手ほどきしてくれた様子です。高気密住宅で第三種換気という条件でも、基本的な注意をすることで安全に問題なく薪ストーブが使用できます。

説明を始める坂下さん

着火用の新聞紙を丸めて置き、その上に焚きつけを置く
用意が出来たら、近くの窓を少し開け室内の負圧を解消して点火する
燃えだしたら薪を入れ、窓を閉める

日曜日, 2月 19, 2012

薪ストーブ

昨年2月の建築展での薪ストーブ展示
この季節、とくに今年は寒さが厳しいこともあり暖房が恋しいもの。ちょうど1年前に開いた建築家展(空間の響き~建築家・山之内裕一展:ギャラリー創)では、居間の象徴として薪(まき)ストーブを置いた展示を行いました。ギャラリーを1軒の家と「見立て」ることで、来場者が住宅の雰囲気の中で展示を味わってもらおうと考えたのでした。
今月の各週末の土日、開催中の「発寒5-5モデルハウス」では、現実に居間の中心として薪ストーブを置いています。機種は、株式会社サカシタペチカさんの取扱によるノルウェー製のヨツールF162.カタログによると税込価格は33万6千円だが、これに外部煙突が必要で、今回の場合は工事費を含めて70万円程度になっています。

札都「発寒5-5モデルハウス」の居間の薪ストーブ
2月19日(日)、25日(土)、26日(日)のオープンハウスでご覧になれます。

木曜日, 2月 16, 2012

写真展

酒井広司写真展「写真の中の時間―室蘭・母恋 昭和51年ほか」を観てきました。白黒の写真がちょうどいい目の高さに並べられています。小中学校そして大学生活の大半を室蘭で過した私には、古いアルバムをめくるような少しドキドキするような想いがありました。今回、酒井さんもまた中学高校を室蘭で過されていることを知りました。同じように室蘭の同じ時代を過した人が、何人もギャラリーを訪れて来るのだそうです。母恋(ぼこい)はなんとも優しい響きの地名です。
写真展は、今月20日(月)まで札幌市中央区北1西28-2-35 MOMA 3Fで開催中です。

金曜日, 2月 10, 2012

顧客満足

顧客満足ってどうなんだろう。建築家はサービス業に分類されるってことご存知ですよね。例えばクライアントに住宅設計を依頼されました、と言った場合。まずクライアントさまがどういう方なのか、どういう暮らしを望んでいるのかを徹底的にお聞きするのです。でも、あんまり根掘り葉掘りお聞きするのは品が無いなあと、つい手加減していると大切なことを聞きそびれたりすることもあって、あとで後悔することに。住まいは毎日の生活のいれものだから、クライアントの生活がどのようなものなのか行動をトレースしたり、持ち物の大きさや数量を具体的に知っておかなくてはならないのです。クライアントさまの理解と協力で必要な情報を首尾よくゲットして、さてこれからが設計の本番です。といってもこの時、とうぜんですが私の頭の中は漠然としたイメージが浮かんでは消えしている頼りない状態。でも、一日も早く設計の成果をご覧になりたいクライアントさまに、なにか実例を見てもらうことで時間稼ぎをする、いや失礼、一緒に考えたいのです。そうすることで満足のグレードアップが図れると思いますから。
明日から、今月毎週末(11,12,18,19,25,26)に札幌市西区発寒5-5で実例の一つをご覧いただけます。今回は、ハウスメーカー札都さんへコンセプト提供したモデルハウスです。

どうぞお越し下さい。お待ちしています。
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火曜日, 2月 07, 2012

タージマハール(snow taj m.)

打合せの帰りに「さっぽろ雪祭り」の会場を通った。雪のタージマハールが気になっていたのだ。37年前、初めて海外旅行したときに観た建築だったから。そして雪のように白い大理石だった。

1950年に始まった雪祭りは、今年で63回目を迎える。公式HPによると1週間の会期中に200万人以上の観客数を数える。寒い冬の一日家族連れで楽しめる、もはや札幌の街には無くてはならない行事となっている。街づくりは、なにも恒久的な箱物をつくるだけではない。こうした数日で姿を消す幻のような雪像建築(?)も美しい街づくりの光景のひとつだろう。
雪像は、実物の1/4スケールでたしかに小粒ではあるのだが、白い大理石を雪の白さで表現したのは成功だったように思える。また観光客が多いのもかの地に似てイメージが重なる。
雪像をiPhoneで撮影、この後ちかくで小さな雪像が崩れる事故があった

タージマハールは、印度のほぼ中央部の都市アグラにある霊廟。17世紀ムガール王朝時代のビザンチン建築の影響とペルシャの玉ねぎ形ドームが用いられ、多種の要素を総合して建てられたイスラム建築で、総大理石の美しい建築。(建築史:藤岡通夫他著・市ヶ谷出版社参照)
37年前にcanonカメラにコダックエクタクロームスライドで撮影したものをスキャン




日曜日, 2月 05, 2012

駅逓(えきてい)その2

4日午後、札幌市内のギャラリーで、駅逓(えきてい)の模型展示を観た。駅逓は、交通不便の地に駅舎と人馬を備えて、宿泊と運送の便をはかるために設置されたもので、その起源は寛政11年(1799年)蝦夷地に置かれたものをはじめとする。(当ブログ2011.7.16駅逓より)


現在、修復や復元され道内で見ることのできる施設は6ヶ所。そのうちのひとつ、別海町にある奥行臼駅逓の1/10模型で、道都大学の学生が10数人がかりで4ヶ月以上も製作日数をかけた大作だ。

木曜日, 2月 02, 2012

再録

10年前掲載誌に書いた「土壌蓄熱床暖房システムの家」の説明文を再録する。

美唄の家は、「眺め」がキーワードの住宅です。敷地は、北側に池をもつ自然豊かな公園に接しています。計画にあたり配置は、敷地の北側に住宅を南半分は庭を配し、南北両方向への「眺め」をいかに獲得するかを目指しました。


いつも住宅設計では、随所に開口部を設け、外の風や光を取り込み、室内が自然とともに呼吸したいと考えています。ここでは、断熱・気密性の高い北海道の住宅だからこそ、一日中さまざまな角度から光がまわり、暖房や換気と同じく「眺め」が良好であることが、大切だと考えました。

この想いを実現するため、内部に二つのヴォイド(吹抜け)をつくり、「眺め」を視覚化する場所としています。一つ目は玄関ホールです。ホール正面、ヴォイド下部に地窓を設けました。地窓は、床からの高さを目線までとし、視線を外部の坪庭に導きます。階段を2階に上がっていくと、窓から公園の緑が室内に入ってきます。窓前のテラスからは、池の全体を見渡すことが可能で、テラスは外観のアクセントになっています。

「眺め」を大切にした住宅ということが、外部の誰の目にもわかるのです。

二つ目のヴォイドは、居間・台所・食堂のヴォイドです。北には食堂前の庭があり、ここから入る朝日を浴びながら朝食をとる。また南は居間から庭がひろがり、家事をしながら夕日を眺めることもできます。「眺め」が開放感をもたらし、自然の時間の流れをいつも感じながら生活できる、素晴らしい空間です。

こうした室内いたるところからの「眺め」を実現できたのは、配置計画とヴォイド(吹抜け)の力によるものですが、外観のシンプルな構成や、徹底した無垢材・自然素材の使用、また電気熱源土壌蓄熱方式の床暖房システム(サーマスラブ)をはじめとするオール電化、そして外断熱仕様など、ハード面の充実が鍵になったと考えています。

火曜日, 1月 31, 2012

土壌蓄熱式床暖房システム

10年前、住宅でこの暖房システムを採用した。昨年、久しぶりにお会いしたクライアントから、すこぶる調子がいいとの話を聞いてよかったなと思った。今日、メーカーが訪れて、改めてこのシステムの特徴を聞くことが出来た。東日本大震災においてもシステム本体はベタ基礎コンクリートの下に設置するため無傷であったという。蓄熱性の優れたコンクリート躯体をもつ床暖房の心地よさは、快適な住空間を実現する。

日曜日, 1月 29, 2012

雪景色

28日午後から非常勤で通っている北星学園大学の講師交流会に出席した。1年に一度、それぞれの授業等について意見交換する。さまざまな分野のプロフェッショナルが自らの経験を引っさげて授業に臨んでいる。その授業でのエピソードが興味深い。今年も、9月から後期の授業が楽しみになった。
写真は、学生に人気のある体育館。立派なトレーニング器具が並んでいたり、外の景色を眺める休憩コーナーもある。血圧計なども用意されてメディカルチェック体制も整っているようだ。私の学生時代には見たことのない光景だ。

水曜日, 1月 25, 2012

仕事

24日、3時の休憩を1時間ほど遅らせてしかも1時間長く取ってTVにかじりついた。民放そしてNHKまでもダルビッシュの記者会見を札幌ドームからライブ中継するという。バッターと勝負するのが自分の仕事で、それが日本では出来ない。真っ向勝負をしたいから、とメジャー挑戦の理由を明かす姿に感動。

私たちの設計では、最低限度に仕上がっていたとしても、できればフィードバックしてもう一工夫したい。いまできる仕事としてここまではやっておきたいと考えるもの。その結果、もちろん誰が見てもプラスになるのだが、ごく稀にそこまでしなくてもよかったのに、と言われた日にはその失望感たるや想像に難くない。

彼の清々しい声を聞きながら、どんな仕事でも、真っ向勝負でしっかりキャッチしてくれるマウンドに立っていたいと思ったのは私だけではないだろう。

というわけで、YYAAでは仕事の資料を希望される方にお送りしています。

月曜日, 1月 23, 2012

雑誌

北海道新聞社から発行「only one の家づくり vol.7」の一部に、私どもで設計した「山の手の家」のコンサバトリーが北海道の半屋外空間例として引用掲載されている。北海道の家づくりを多角的に編集した一般市民向けノウハウ本だ。

金曜日, 1月 20, 2012

展覧会の案内( exhibition at COAC-Barcelona)

バルセロナから展覧会の案内が来た。現地を訪れたとき、工事現場で偶然出会った設計事務所EMBAの建築家エンリック・マシップさんからのものだ。COAC(カタルーニア建築協会)で展覧会を開催する、律儀にオープニング当日にメールしてきてくれた。工事中だったDiagonal Zerozeroという名の高層オフィスビルが竣工し国際的な賞を獲得しているので、それを題材にするらしい。階高4m×階数25階=100m。床下と天井内が1m+天井高3m=4m。エレベーターと階段のコアがあり、外壁はベアリングウォールとランダムなブレースを組み合わせたようなカーテンウォールが印象的だ。構造は橋梁土木のエンジニアが設計したと言っていた。地中海から生まれたビーナスの白いイメージだとも言っていた。早速、展覧会おめでとうのメールを即席の英文で送信した。

水曜日, 1月 18, 2012

新聞記事から

一昨日、16日の新聞記事にふと目が留まった。カレーライスの遠藤賢司、だ。

彼の生歌を聴いたのは、ただの一度だけそれも40年も以前のこと。室蘭での学生時代で、高田渡、三上寛、遠藤賢司、加川良の4人のコンサートだった。同級生3人で、閉演後の楽屋裏まで追っかけた。いやはや懐かしい。そして新作発表がニュースになる、素晴らしい。

火曜日, 1月 17, 2012

北海道建築作品発表会の動画

昨年12月1日、北大学術交流会館講堂での第31回北海道建築作品発表会の動画を、当日駆けつけてくれたかつての同僚のI氏が送ってくれた。自分自身の発表の様子は、ちょっと照れくさい。わずか21秒ですが雰囲気が伝わりますね。

月曜日, 1月 16, 2012

どんど焼

15日、近くの神社の「どんど焼」へ向かう。一年の無病息災を祈願しつつ古いおフダが燃え盛る。おフダ以外の廃棄物を燃やさないようにという配慮からだろう、まるで空港の手荷物チェックのように、持ち込まれたものを係りの方たちが事前にチェックするテーブルが用意されている。この時代らしい、といえばそれまでなのだが。

木曜日, 1月 12, 2012

雪のグラウンド

11日午後、週一で通っている非常勤の授業のため、大谷地に向かう。駐車場からグラウンド横を通って、教室に向かうのだが今日は勝手が違う。いつものグラウンドはすっかり5~60cmほど雪で覆われている。雪は風景をリセットする。見ている私もリセットされる。いつも新鮮な体験である。

月曜日, 1月 09, 2012

落成式の鏡開き

8日午後、設計をお引き受けしていたF社新社屋の落成式と新年会に招待されました。札幌市内の某所でおこなわれた会では、さっそくF社幹部の皆さんが樽酒の鏡開きでお祝いです。目の前で見ると、とても晴れがましく良いものです。こうした形式がいつから始まったのかは分りませんが、すこし緊張した皆さんのしぐさが、新年らしく新鮮でした。私は会の冒頭で祝辞を述べさせていただきました。

金曜日, 1月 06, 2012

雪だるま2012(snowman2012)

5日、正月休みを利用して北星学園大学学生のK君が私のところへ、事務所訪問と称してやって来た。話し始めるなり、隣家前で見た雪だるまの話で盛り上がった。私の授業で街の風景として取り上げていたこともあって記憶していたらしい。いまだ正月休みの私の頭は、いろいろ質問攻めにあって刺激を受けつつも楽しい時間を過した。
ファイルを整理していたら、1993年の年頭に「北国の家」(現在廃刊)に執筆した「建築家監督考」なる拙文が出てきた。その年に注目されてスタートするJリーグ、負けじと活性化をはかるプロ野球、そのなかで当時ダイエーホークスの初代監督になった根本陸夫氏の言葉にインスパイアーされたのだ、と書き出す。野球では選手が一番エライ、(中略)監督やコーチは選手の能力のさまたげになってはいけない、と根本監督の言葉を続け。家づくりの現場では職人さん達が一番エライ、実際つくり手のいい仕事がなければ家など実現しないのだ、と職人さんと選手を強引に結ぶ。そして、私たちには経験がたくさんあるのだからそれを選手に伝えればいい、という根本監督の言葉を再び引用、だから建築家はクライアントの目的(野球では勝利)に向かう立場が酷似している、と我田引水的結論。そして、建築家(監督)として今年も職人さん(選手)のハッスルプレーをたくさん見たいしクライアント(ファン)の勝利に喜ぶ顔もたくさん見たいと見事(?)締めくくっている。
しかし、19年前も今も私の想いは変ることがありません。今年もたくさんいい家づくり(試合)をしたい。
昨年末、メタボリズムの建築家.菊竹清訓氏が亡くなられたことを数時間前のtwitterで知った。私は直接お会いしたことはなかったが、大監督と呼ぶにふさわしい仕事をされた日本を代表する建築家だ。

月曜日, 1月 02, 2012

2012:新年あけましておめでとうございます(a happy new year)

小樽祝津茨木家中出張(なかでばり)番屋修復~土間から新設した水まわりを見る


元日の午後、近くの新琴似神社へ。冷たい風の中、参拝の行列に加わった。


夜は、TV三昧。「ニッポンのジレンマ」という数時間におよぶ討論番組に付き合った。勉強不足の私にとって、アナウンサー以外は顔も知らない初めての人たちが意見を交換する。40歳以下の若い世代を代表する論客たちだ。未来がない、将来を期待できないのがデフォルト(規定値)の世代なのだという。世代間格差社会で、団塊世代に比較してマイノリティ(少数派)の世代。しかし、分析は鋭く批評や提言は的を得ていた。この国のOS(オペレーションシステム=社会構造)を変えなければいけないと言う。共同体と機能体、自立と依存、テーマは多岐にわたる。自らこうしたイノベーション(革新)に立ち向かう覚悟はあるのかと問うところでNHKらしく番組が終わった。

年賀の整理、同い年の友人からは、リタイアしたので海外旅行しているとか、健康維持のために運動しているとか、視力が衰えて仕事が厳しいとか、しかしよく読むと皆さん楽しそうだ。クライアントの皆さんからは、この家が好きですとか、住み心地が最高ですとか、嬉しい言葉を頂きました。
この一年、勇気を持って乗り切ろうと思います。