水曜日, 9月 15, 2010
街なか彫刻
15日午後、札幌市の教育文化会館にて長期優良住宅の講習会に参加した。3時間に及ぶ詳細で丁寧な講習で、あっという間に時間が過ぎた。中ほどの休憩で外に出たときに志水晴児さんの湧水彫刻を久しぶりに眺めた。場所は札幌市中央区北1条西13丁目。大通り公園周辺には、30点以上の野外彫刻が点在しているという。
火曜日, 9月 14, 2010
建具工場
木曜日, 9月 09, 2010
サーリネンの円形建築
9日は、フィンランド出身のアメリカの建築家サーリネンの葬儀があった日だという。サーリネンが設計した米国MITのチャペルがその会場であったというのを知った。私が以前MITを訪れた時には、日曜日の午前中で中国系らしき若者達が結婚式準備をしているところだった。外観のこじんまりした印象と違い、内部は大きく感じられたのを思い出す。チャペル内に入ると音響的理由で大きくうねり、建物まわりの水盤からの反射光を受けるレンガ壁を確かめつつ、中央天井から降り注ぐ光のオブジェに吸い寄せられた。ぶら下げられた金属板のピースに光が粒のように輝くオブジェは、ハリー・ベルトイアーの作品だということもつい最近まで知らなかった。サーリネンの葬儀にはルイス・カーンらと共に参列していたという。レンガの巨匠の夭折を目の前にして、ちょうど還暦を迎えたばかりでダッカに最大のプロジェクトを進めていたカーンは期するところがあったに違いない。およそ半世紀前のことだ。私の円形建築コレクションのひとつ。
レンガの外観 |
入口の上にはねだしているパイプオルガン席
光のオブジェ
屋上のオブジェ |
水曜日, 9月 08, 2010
素材のアイデンティティ
積雪寒冷地の北海道にあって、一般住宅の屋根や外壁に適した素材といえば第一に金属板という答えが返ってくる。そして木材だろうか。地域の気候風土に合わせた形状や工法が進化し、施工するすぐれた職人さんたちがいる。いわば地域のアイデンティティとなっている住宅建築素材だ。金属板はステンレス鋼板やチタン鋼板、そしてガルバリウム鋼板。木材は北海道産のカラマツ羽目板や杉羽目板、トドマツ羽目板。
札幌市内の住宅現場「質素な家」では、屋根のガルバリウム鋼板ステイルーフ、外壁のガルバリウム鋼板竪平葺と北海道産カラマツ羽目板が現場に搬入され取り付けを待っている。
札幌市内の住宅現場「質素な家」では、屋根のガルバリウム鋼板ステイルーフ、外壁のガルバリウム鋼板竪平葺と北海道産カラマツ羽目板が現場に搬入され取り付けを待っている。
屋根ガルバリウム鋼板ステイルーフ |
外壁ガルバリウム鋼板竪平葺 |
外壁カラマツ羽目板 |
火曜日, 9月 07, 2010
ソーラー噴水復活(solar fountain #2)
ソーラー噴水が復活しました。一代目のものは、昨年の春に突然動かなくなったのでした。
最近ネットで見つけて「千歳のエコハウス」のクライアントからも入手したいと言うので、一緒に購入。本日の午後、早速試運転してみました。午後の陰の中でも水しぶきを上げている。二代目は少しパワーアップしたようです。
最近ネットで見つけて「千歳のエコハウス」のクライアントからも入手したいと言うので、一緒に購入。本日の午後、早速試運転してみました。午後の陰の中でも水しぶきを上げている。二代目は少しパワーアップしたようです。
木曜日, 9月 02, 2010
ガウディ
一途に一生を建築に捧げた建築家といえば、私はまず第一にガウディを挙げたい。完成まで200年かかるとも言われたサクラダファミリア教会の建設現場に住み込み、ある朝路面電車に轢かれあえなく一生を閉じた。JIA北海道支部がこの秋、スペイン・バルセロナのフィンカ・グエルで建築展を開催、私もパネルを出展する。思い返せば、31年前1979年の春、札幌で「ガウディ展」を手伝った。ガウディのオリジナル図面と家具、石膏模型やドローイングおよびその他の写真や資料など当時の出展リストによると300点以上もの大規模な展覧会だった。北川フラム事務所の有賀氏の指揮のもと深夜まで展示作業を手伝った。ガウディを身近に感じた一瞬であった。オープニング講演会後に食事を同席させていただいたガウディ展委員会の委員長・中山公男さんそして委員・粟津潔さん。レセプションでお目にかかった札幌委員会の委員長・田上義也さん、副委員長・太田実さん、委員・上遠野徹さん、いまは全員いない。みんなガウディを縁に出会うことができた人たちだった。
北海道新聞記事より
北海道新聞記事より
月曜日, 8月 30, 2010
日曜日, 8月 29, 2010
ふまねっと
29日、札幌マラソンがあった。あいにく今年は沿道応援に駆けつけられなかった。
夕方マラソンコースを横切って現場検査に向かう。途中、沿道ゴミの回収車や選手収容車のバスの列と遭遇した。
向かった先の「ふまねっと研修センター」は、過疎地における住民主体の健康づくりを支援しているNPO法人である。「ふまねっと」は、50センチのマス目を格子状につないだ網(ネット)の間をリズム良く歩く軽度な運動で、高齢者の運動能力を改善し健康を促進する効果が期待されている。今回の現場は、NPO法人がテナントとして借りているオフィスの改装である。ファサードは、フロントガラスの表面を無垢松材を無塗装で横ルーバーとした。昼間は内部が見えにくく、夜は内部がほんのり見える、夕方の写真にそのルーバー効果が現れていた。
夕方マラソンコースを横切って現場検査に向かう。途中、沿道ゴミの回収車や選手収容車のバスの列と遭遇した。
向かった先の「ふまねっと研修センター」は、過疎地における住民主体の健康づくりを支援しているNPO法人である。「ふまねっと」は、50センチのマス目を格子状につないだ網(ネット)の間をリズム良く歩く軽度な運動で、高齢者の運動能力を改善し健康を促進する効果が期待されている。今回の現場は、NPO法人がテナントとして借りているオフィスの改装である。ファサードは、フロントガラスの表面を無垢松材を無塗装で横ルーバーとした。昼間は内部が見えにくく、夜は内部がほんのり見える、夕方の写真にそのルーバー効果が現れていた。
ふまねっと研修センター(札幌市北区北23条西6丁目)
月曜日, 8月 23, 2010
納涼の雨
23日、午後から雨が降ってきた。異常に温まった空気を冷却してくれ、ありがたい。
午前中に締切を延ばしてもらっていた雑誌の原稿書きを済ませ、住宅部会の投票と選評を送信した。あとは建築学会競技設計の選評を仕上るだけ。庭の緑に降り注ぐ雨を眺めながら、頭を冷している。
午前中に締切を延ばしてもらっていた雑誌の原稿書きを済ませ、住宅部会の投票と選評を送信した。あとは建築学会競技設計の選評を仕上るだけ。庭の緑に降り注ぐ雨を眺めながら、頭を冷している。
画像で涼を呼ぶことができたでしょうか?
日曜日, 8月 22, 2010
木製サッシ
札幌市内中央区の現場では外部まわりの木製サッシが取り付けられています。
白樺の中庭の窓
桜の前庭の窓とドア
玄関の丸窓(トステム)
ユーティリティーの屋根窓(ベルックス)
商社の札幌オーバーシーズが輸入しているスウェーデン製のもので、今回の住宅エコポイント基準を満たす必要十分なスペックを有している。円高ユーロ安のためリーズナブルな価格設定になっているところがなによりです。木製サッシが、建物配置に合わせ敷地に残る緑を室内に取り込んでいます。そして、建物中央に設けられたベルックス屋根窓とともに明るい自然光を室内に取り込む重要な開口部となっています。
月曜日, 8月 16, 2010
補強コンクリートブロック造住宅を想う
木曜日, 8月 12, 2010
お盆前の現場
土曜日, 8月 07, 2010
猛暑
ここ数日は北国札幌も猛暑です。炎天下の現場では屋根タルキが架けられ、軒には通気パーツのジェイベック・アウトインが取り付けられました。
昨日は、JIA北海道支部住宅部会の住宅賞レビューがありました。私は今年度の実行委員長として参加。こちらも、4時間を越える熱い議論が戦わされました。
昨日は、JIA北海道支部住宅部会の住宅賞レビューがありました。私は今年度の実行委員長として参加。こちらも、4時間を越える熱い議論が戦わされました。
水曜日, 8月 04, 2010
月曜日, 8月 02, 2010
建て方
水曜日, 7月 28, 2010
雨の現場
月曜日, 7月 26, 2010
山の手の家2
土曜日, 7月 24, 2010
金曜日, 7月 23, 2010
リプランイベントのお知らせ
7月24日(土)リプランイベント「ミニセミナー&ショールーム見学ツアー」があります。
建築家の家づくり相談会です、山之内も参加しています。
是非お越し下さい。お待ちしています。
ミニセミナーは10:45~11:55
ショールーム見学ツアーは13:30~14:50
場所は、パナソニックリビングショールーム札幌7階、3階
札幌市北区北9条西2丁目1
参加は無料です。(ショールーム見学ツアーは事前予約)
建築家の家づくり相談会です、山之内も参加しています。
是非お越し下さい。お待ちしています。
ミニセミナーは10:45~11:55
ショールーム見学ツアーは13:30~14:50
場所は、パナソニックリビングショールーム札幌7階、3階
札幌市北区北9条西2丁目1
参加は無料です。(ショールーム見学ツアーは事前予約)
木曜日, 7月 22, 2010
スカート断熱工法
火曜日, 7月 20, 2010
講演をしました
月曜日, 7月 19, 2010
建築家という生き方
昨年、他界した北海道の先輩建築家・上遠野徹氏の本「建築家の清廉 上遠野徹と北のモダニズム」が建築家会館の本として出版されました。2007年に出版された「建築家 五十嵐 正」とともに、北海道を舞台に生きた先輩建築家の生き様を伝える書物です。実は私が、上遠野徹・五十嵐正両氏のご子息と職場の同僚であったり高校の同期生であったりした関係で、どのような建築家なのだろうという漠然としたイメージがしばらくの間あった。そのことが今、この本を身近なものにしてくれている。
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