4年前に竣工した「伏見の家」へ、久しぶりに訪れた。建物回りを植物でいっぱいにしたい。手持ちの鉢植えを庭に下ろして、花を見て過したい。当時、施主は切望していた。その言葉通り、敷地の半分以上を占める自慢の庭には色とりどりの植物が咲いている。足かけ4年がかりで、ほぼ満足のいく庭になったという。玄関前に立つと風に乗ってラベンダーの爽やかな香りがした。
時間をかけて、住宅のまわりを整備してゆく。なかなか簡単にできないことなのだが、住宅自体がさらに引き立っている。住宅と生活への愛情が感じられ、設計者として嬉しい。
時間をかけて、住宅のまわりを整備してゆく。なかなか簡単にできないことなのだが、住宅自体がさらに引き立っている。住宅と生活への愛情が感じられ、設計者として嬉しい。