祭りのボランティアスタッフによる「番屋めぐりツアー」の一環で、工事中の現場見学も行なわれた。私たちの調査時に発見された上棟時の棟札から当時の大工棟梁・山田留三氏が推定できている。今回は、なんとその山田留三棟梁のお孫さんが東京から駆けつけ「番屋めぐりツアー」に参加してくださったのだ。皆さんの笑顔が素敵だ。
棟札発見から今日に至るプロセスは、インターネット情報社会の背景なしに語れない。通信手段としてのメールやブログ、調査手段としてのgoogleなどのサーチエンジン、それらが結びついた成果だ。100年の時空を超えて孫世代の関係者が出会う。私も感動の対面が実現した。まさにタイムマシンの仕業と言っていい。
祝津漁港から番屋を望む
鰊と数の子の群来(くき)ソバ
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