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土曜日, 3月 06, 2010

小屋組み

小樽祝津の鰊番屋の修復工事が本格的に始まり、遺留品が整理され明るくなった室内で存在感のある独特な小屋組みが興味深い。基本はキングポストトラスなのだが、桁行(けたゆき)方向に方杖(ほうづえ)が斜めに棟木を支える桁行方杖が特長。トラスと桁行方杖のY字斜材が直交し小屋組み空間にリズムを与えているようだ。寄棟部分には鬼束と呼ばれる方杖もみられ、先人の工夫と格闘の後がうかがえる小屋組みには興味が尽きない。
(図面は、北海道職業能力開発大駒木研究室作成)
梁間

桁行
        
       

              

見上げ

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