11日(金)、北海道立近代美術館講堂において、日本建築学会北海道支部が主催する第29回北海道建築作品発表会(建築フォーラム)が開催された。設計者自らが、住宅から公共施設まで近作を持ち寄り発表する北海道の建築動向を俯瞰するまたとない機会である。私は、その年の自分自身の設計の出来具合を客観的に確認する場として1990年の独立以来20年間、毎年1作品を発表し続けている。今年も「真駒内東町の家」を発表させていただいた。大変ありがたいことに、思いもかけず「真駒内東町の家」のクライアントが学生や同業者で埋め尽くされた客席へ来てくれた。私の建築デザインは1番ではなかったかもしれないが、こうした発表会に駆けつけてくれた私のクライアントはまぎれもなく1番である。
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