今年のブログは、この回を入れて26回。月2回程度の少なさでした。来年は、もっと情報発信していきます。
木曜日, 12月 31, 2015
僕の小部屋
今年のブログは、この回を入れて26回。月2回程度の少なさでした。来年は、もっと情報発信していきます。
木曜日, 12月 10, 2015
太平洋と日本海
積丹町の海・日本海 |
浦河町の海・太平洋 |
火曜日, 10月 13, 2015
建築家はチャレンジし続ける
10・6の午後、半蔵門近くの会場で第22回空間デザインコンペティションの表彰式があった。「僕の小部屋」が作品部門で入賞した。実は、9年前にも同じ受賞をしている、2度目だ。コンペのアドバイザーは、かつての新建築編集長だった馬場璋造氏。表彰式の後の懇親会で、「選ばれてこそ建築家です」という前回祝辞が記憶に残っている。今回は、「建築家はチャレンジし続けなければなりません」という言葉をいただいた。「どんな仕事も、チャレンジなしでは手にすることすらできません」と、まさに私へ向けて発せられたような言葉だ。二次会は、近くの蕎麦屋で友人と数年ぶりの再会を果たすというおまけ付きであった。新しい力がこみ上げてくるような…気がした。
入賞した応募作品の前にて |
二次会は東京の友人たちと乾杯 |
馬場璋造氏の祝辞 |
木曜日, 9月 24, 2015
都市住宅のこと
来月、雑誌・都市住宅の編集長として名高い植田実さん(まだお会いしたことはないが、尊敬と親しみを込めて)の講演会が札幌で開催される。テーマは1970年代の建築についてだという。
私は1970年に大学に入り、1974年に卒業した。私は、まさに雑誌・都市住宅こそ広い建築の世界を見せてくれたメディアであったと思う。このことは、同時期に建築を学んだ多くの建築家が一様に同じ感想を持っていることからもうかがい知ることができる。建築家・渡辺真理さんの文章(INAXREPORT・NO.170 再読「都市住宅」)を読んだ時に確信した。私も彼と同学年だからだ。
コールハースのPROJECTJAPAN(2012)やメタボリズムの未来都市展(森美術館2011~12)、2014年ベネチアビエンナーレ日本館展示、そして2015年の誰も知らない建築の話など、戦後とりわけ1970年代の建築がこのところ引き合いに出される印象がある。何がそこで起きていたのかを問う。
今でこそ、フランクゲーリ―のように建築がメディアそのものとして解釈されることは珍しくない。1970年代、雑誌・都市住宅はそのものが特別な建築メディアだった。だれにも分かりやすいテーマに絞りながら鋭く、中身が深く解像度がとにかく高い。
前出のINAXREPORT・NO.170で、植田実さんはまた「建築家は鮮烈でなければ」と言い放って、あの頃はよかった…と想い出話で終わらせてしまいそうな私たちを牽制している。今回の講演会が、鮮烈な建築家を生み出すひとつの契機になればと思う。
私は1970年に大学に入り、1974年に卒業した。私は、まさに雑誌・都市住宅こそ広い建築の世界を見せてくれたメディアであったと思う。このことは、同時期に建築を学んだ多くの建築家が一様に同じ感想を持っていることからもうかがい知ることができる。建築家・渡辺真理さんの文章(INAXREPORT・NO.170 再読「都市住宅」)を読んだ時に確信した。私も彼と同学年だからだ。
コールハースのPROJECTJAPAN(2012)やメタボリズムの未来都市展(森美術館2011~12)、2014年ベネチアビエンナーレ日本館展示、そして2015年の誰も知らない建築の話など、戦後とりわけ1970年代の建築がこのところ引き合いに出される印象がある。何がそこで起きていたのかを問う。
今でこそ、フランクゲーリ―のように建築がメディアそのものとして解釈されることは珍しくない。1970年代、雑誌・都市住宅はそのものが特別な建築メディアだった。だれにも分かりやすいテーマに絞りながら鋭く、中身が深く解像度がとにかく高い。
前出のINAXREPORT・NO.170で、植田実さんはまた「建築家は鮮烈でなければ」と言い放って、あの頃はよかった…と想い出話で終わらせてしまいそうな私たちを牽制している。今回の講演会が、鮮烈な建築家を生み出すひとつの契機になればと思う。
1970年代後半、消費文化を牽引したPARCO…私にとって、ああ原点と呼べるのは「都市住宅」 |
火曜日, 9月 15, 2015
日曜日, 9月 13, 2015
入賞しました
第22回空間デザインコンペティションの作品部門に入賞しました。このコンテストは、ガラスやガラスブロックを用いた設計を対象にするもので、提案部門と作品部門に分けられています。ガラスブロックは、箱状のもので内部に空気が詰まっています。四方がガラスでつながっているため、熱は表面を裏側まで伝わります。したがって、高度な断熱性能は得られません。北国の断熱性能を重視する設計シーンからは、近年完全に見放された素材になっています。しかしながら、ガラスの重量感や透光性は他の素材では得がたいものがあります。今回は、もう一つの特徴である遮音性能のよさを最大限に生かし、内部に小部屋をつくるという限定的な用い方をしました。適材適所ですね。
提出したプレゼンシートの一部 |
木曜日, 9月 03, 2015
コンクリート打設
月曜日, 8月 31, 2015
色と形
火曜日, 7月 07, 2015
スキップフロアーの家再訪
火曜日, 6月 23, 2015
黒いコンクリートブロック(black concrete block)
火曜日, 6月 16, 2015
ブラケット照明K
水曜日, 6月 10, 2015
地盤調査
地盤調査をしました。木造住宅では、一般的にスウェーデン式サウンディング試験という簡便な試験方法があります。「スクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に、100KGまでの荷重を加えて貫入を測り、貫入が止まったらハンドルに回転を加えて地中にねじ込み、1mねじ込むのに必要な半回転数を測定する方法。」(住宅金融支援機構 木造住宅工事仕様書より)
敷地地盤の状態を把握しておくことが、計画のスタートです。地上にあって目視できるものについては、寸法を計測する道具さえあれば記録できるのですが、地面の下は見ることができず厄介です。地盤調査は、そうした地面の中がどのようになっているのかという基礎的な情報を私たちに教えてくれます。
敷地地盤の状態を把握しておくことが、計画のスタートです。地上にあって目視できるものについては、寸法を計測する道具さえあれば記録できるのですが、地面の下は見ることができず厄介です。地盤調査は、そうした地面の中がどのようになっているのかという基礎的な情報を私たちに教えてくれます。
中央のロッド(金属棒)が地面に回転しながら貫入する。 |
ロッドは25本25mまで用意しているという。 |
土曜日, 6月 06, 2015
躯体
「ブロックガレージデザインコンペ」というのがあります。今年で、3回目ということです。とても素晴らしい試みで、コンクリートブロックの建築材料としての積極的な活用を視野に入れたものです。
コンペのテーマは「庭先につくるプラスアルファの組積空間」です。まずは庭先のガレージから、という主催者「全国建築コンクリートブロック工業会」のなんとも健気な心意気が伝わってきます。
コンクリートブロックで住宅を30年来作り続けてきた私は、ゆくゆくはガレージではなく住宅や街や都市のさまざまな建築がテーマになってほしいと思っています。
コンクリートブロックは一般的な建築素材で、断熱を挟み込んだものは省エネ時代の有望な建築素材ではないかと思います。現在、イタリアや米国のメーカーのものがあるようですが、日本では耐震基準などのクリアすべき問題があるとのことで、情報としてはあるものの真剣に向き合うメーカーはありません。建設費と維持修繕管理費を総合的に評価するライフサイクルコストを考えるならば、断熱コンクリートブロックによる建築は可能性大といえるのです。そんなことを考えながら、6月を迎えています。
コンペのテーマは「庭先につくるプラスアルファの組積空間」です。まずは庭先のガレージから、という主催者「全国建築コンクリートブロック工業会」のなんとも健気な心意気が伝わってきます。
コンクリートブロックで住宅を30年来作り続けてきた私は、ゆくゆくはガレージではなく住宅や街や都市のさまざまな建築がテーマになってほしいと思っています。
コンクリートブロックは一般的な建築素材で、断熱を挟み込んだものは省エネ時代の有望な建築素材ではないかと思います。現在、イタリアや米国のメーカーのものがあるようですが、日本では耐震基準などのクリアすべき問題があるとのことで、情報としてはあるものの真剣に向き合うメーカーはありません。建設費と維持修繕管理費を総合的に評価するライフサイクルコストを考えるならば、断熱コンクリートブロックによる建築は可能性大といえるのです。そんなことを考えながら、6月を迎えています。
第3回ブロックガレージコンペ2015
断熱ブロック:イタリアのメーカー LECAのHPより |
金曜日, 4月 17, 2015
気密性(air tightness)
水曜日, 4月 15, 2015
熱容量(heat capacity)
火曜日, 4月 14, 2015
CB造への期待
木曜日, 4月 09, 2015
CB プロダクト
水曜日, 4月 01, 2015
屋根の上のピラミッド
建築家ってやつは、いやただのスタッフであってもオートマチックに線を引いているのではなく、考えながら手を動かしているものなのです。
先日、帯広駅前の帯広市民文化ホールに立ち寄りました。かつて、私はこの建物の図面を、特に、大小ホールの平面と断面を描いた。オーディトリアムでは一番大切な、聴こえることと見えることを決める図面です。それはさておき、しっかりメンテナンスされて使われていることに、驚いた。吉田五十八賞を受賞したこともある彫刻家・志水晴児さんのステンレス作品も健在。
ふと私の「屋根の上のピラミッド」も健在だろうか?と思い、隣の長崎屋ビルの窓から確認することにした。エントランスホールの真ん中の屋根にシンボルとなるようなものを作ろうということになって、「屋根の上のピラミッド」を描いた。実は、同じものが札幌市中央図書館の屋根にも載っている。
先日、帯広駅前の帯広市民文化ホールに立ち寄りました。かつて、私はこの建物の図面を、特に、大小ホールの平面と断面を描いた。オーディトリアムでは一番大切な、聴こえることと見えることを決める図面です。それはさておき、しっかりメンテナンスされて使われていることに、驚いた。吉田五十八賞を受賞したこともある彫刻家・志水晴児さんのステンレス作品も健在。
ふと私の「屋根の上のピラミッド」も健在だろうか?と思い、隣の長崎屋ビルの窓から確認することにした。エントランスホールの真ん中の屋根にシンボルとなるようなものを作ろうということになって、「屋根の上のピラミッド」を描いた。実は、同じものが札幌市中央図書館の屋根にも載っている。
帯広文化センター正面、屋根の上のピラミッドが見える |
前庭にある志水晴児さんの彫刻 |
エントランスホール屋根の上のピラミッドの内側 |
木曜日, 3月 26, 2015
コンクリートブロックのベンチ
丘の上の教会堂の前庭に手摺替わりのコンクリートブロックでつくられたベンチがある。コンクリートブロックは、一枚の大きさがおよそ100mm×150mm×200mmのコンクリートの塊でできている。それを、座面高さ500mm×奥行500mmの断面で10数mの長さのベンチに仕立てた。
丘の上の手摺替わりのベンチで思い浮かべるのは、グエル公園の波のようにうねったベンチだ。
このコンクリートブロックのベンチは、グエル公園の設計者ガウディの弟子だったジュジョールの教会堂にある。未完のまま半世紀を経て、およそ10数年前に後世の人たちが完成させたものだ。
丘の上の手摺替わりのベンチで思い浮かべるのは、グエル公園の波のようにうねったベンチだ。
このコンクリートブロックのベンチは、グエル公園の設計者ガウディの弟子だったジュジョールの教会堂にある。未完のまま半世紀を経て、およそ10数年前に後世の人たちが完成させたものだ。
日曜日, 3月 22, 2015
日曜日
事務所ではコーヒーメーカーを使っているのですが、ひとりふたりで飲むときは、コーヒーのいれ方を昔のやりかたで…楽しんでいます。少し違うのは、直接コーヒーカップにドリッパー(HARIOの赤色)からコーヒーが落ちていく様子を見られるように、三脚(アルコールランプ用)を用意したこと。静かに落ちる水音を聴くのがとても心地良いので、すこしまわりに飛び散るのは我慢です。水は札幌市の水道水、近くのコンビニのコーヒー豆、同じくペーパーフィルターと、身近に手に入るものばかりですが贅沢を言わなければ満足というところです。
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