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日曜日, 1月 06, 2013

生家

6日、TV観賞は「失恋建築家ガウディ」でした。2年前の再放送と言うことでしたが観ていなかったので興味深く、またちょうど2年前のその頃、私もバルセロナに行っていたこともあり楽しませてもらいました。ガウディの生家は、レウスの街からさらに入ったリュードムスというところにあります。現在は修復復原されています。4階建ての間口の狭い町家で、1階には父親の仕事場が、最上階にはガウディ研究者の田中裕也さんのドローイング展示室がありました。田中裕也さんのガイドでとても充実したガウディツアーに参加させていただいたことを今、楽しく想い出しています。
生家のファサード。軒先に荷揚げ用の滑車が見えます。

1階奥にある生家の仕事場。父親は銅の鍛金職人でした。
最上階にある田中裕也さんのドローイング展示室。前列右のジーンズ姿が田中裕也さん。
生家の窓から見た向こう三軒の町家。スペイン瓦屋根がきれいです。
見学の後は近くのレストランへ。
おいしい昼食です。
さらに街からはなれ、オリーブ畑の中にある母親の実家の前で記念撮影です。

水曜日, 1月 02, 2013

2013

新年あけましておめでとうございます。

2013年の正月に完成予定の住宅「小屋群住居K」。

山之内建築研究所/YYAAのホームページがリニューアルしました。(帰省中の息子のwebデザインです。)

日曜日, 12月 30, 2012

年末の現場

29日、札幌市内の現場の仕事納め。新年、2週間後の引渡しに向けて、最後の点検を行なった。1階は補強コンクリートブロック造、2階は木造の混構造住宅です。小屋群住居と呼び、建物を小屋状に分割し、太陽の向きや人や車の出入方向など敷地の性格に合わせて連続して配置しています。
外断熱仕様の住宅で、暖房を止めた状態でも陽ざしさえあればとても暖かいエコハウスです。色使いや建具.家具の意匠などにレトロな暖かさを感じることのできる住宅になりました。




火曜日, 12月 25, 2012

インテリア

札幌市内の現場、大詰め最終の段階です。一部、コンクリートブロックと壁合板の取り合いが見えてきましたので、ご紹介します。階段室の2階からの写真です。
余談ですがdepertment of the interiorというと米国では内務省のことだそうで、どのインテリアもいろいろ悩みが多いですね。

月曜日, 12月 17, 2012

足場解体

市内の現場、このところの降雪の中ようやく足場が解体され外観が現れた。屋根に降り積もった雪は、落雪防止屋根工法(ステイルーフ)の効果を早速証明している。外観からはうかがい知れないのだが、コンクリートブロックの構造体に外断熱を施し、地元の札幌軟石(凝灰岩)を外装材に一部使用した。圧倒的な存在感がある。完成が待ち遠しい。

金曜日, 12月 07, 2012

建築作品フォーラムに参加

5日(水)、第32回北海道建築作品発表会(主催:日本建築学会北海道支部)に参加しました。
私たちの発表は、「小樽茨木家中出張番屋修復」です。北海道職能開発大学の駒木研究室との共同でした。期せずして作品発表後のフォーラムの話題として取り上げられ、発言の機会が随分与えられました。建築家としては何も作らない、むしろ鑑賞者として一人の市民としての立ち位置を学んだ仕事でした。来年は、建築家としてこれがしたかった、というような作品を持ってこなければと思う一日でした。

金曜日, 11月 30, 2012

蓄熱

昨日から雪模様。庭のレンガ飛び石に白く雪が残っている。昨日の日射で暖められていたレンガの上だけ雪が解けている。レンガが蓄熱されていたことを示している。これが蓄熱のイメージ。

木曜日, 11月 29, 2012

建築フォーラム2012

12月5日に、建築学会北海道支部建築作品発表会(建築フォーラム)があります。
今年は小樽茨木家中出張番屋修復を発表する予定です。廃屋同然で解体されることが既定路線になっていた。幸いにも修復され保存されることになった。建物が残り、景観、地域、くらしが残り豊になった。これも建築家の仕事の一部です。という発表をします。ぜひ、ご来場ください。
日時:2012年12月5日(水)11時から16時30分まで。
場所:北海道立近代美術館(入場無料)

月曜日, 11月 26, 2012

メーソンリー外断熱

札幌市内の真駒内で、コンクリートブロック外断熱の住宅が工事中です。コンクリートブロック造は、いわゆるメーソンリーと呼ばれる組積造の一種です。正式には補強コンクリートブロック造といいます。鉄筋を縦横に組み込んで補強している点では、普通の鉄筋コンクリート造と同じですが、そもそもブロック形状になっているので型枠が不要です。そのぶん、現場での廃棄物が少なくなるので省資源なのです。
現場では、そのコンクリートブロックに断熱材を外から貼り付けた状態になっています。断熱材は押出発泡ポリスチレン(XPSーB3)の100㎜板を基礎と外壁に使用しています。

開口部。下は基礎、上は外壁。色の違いは断熱材メーカーの違い。
CB躯体にボンドで貼り付けるだけ、あとから胴縁で押さえる。作業が簡単。

すっぽりと断熱材で包まれている様子がわかります。これが外断熱。

水曜日, 11月 21, 2012

大谷地の森

21日、北星学園大学の講義に向かう。グラウンドを取り囲むように大谷地の森が広がっている。いつもは、ラクロス部の練習風景など学生の姿が見られるのだが、雪が降ったせいか誰もいない。

火曜日, 11月 20, 2012

手稲山

20日、銭函(ぜにばこ)の北海道職能開発大学校へ向かう。途中にある芝地からの手稲山が素晴らしい。

月曜日, 11月 19, 2012

初雪


今朝19日のようす、庭木の冬囲いの準備中。
 18日、初雪が札幌市内に降った。午前中、予約してあった冬タイヤ交換をディーラー工場で済ませて、現場の様子を見に行った。今朝、平地で数センチの積雪があった。遠くに眺められる手稲山頂は真っ白に冠雪している。1000メートルを超える標高の手稲山、平地とは5~6度以上の気温差があるだろう。例年10月下旬にはこの光景が見られたのだが今年は気温が高かった。おかげで進行中の現場はとても助かっていたのだが、これからはそうはいかないようだ。

木曜日, 11月 15, 2012

小樽数題

私どもで数年前に改修工事を担当した小樽公園通教会から、コンサートの案内が届きました。
今週末、18日(日曜日)の午後から、入場は無料でどなたでも予約なしでOKとのこと。
ハンドベルコンサートです。
小樽市美術館では、友人の画家・輪島進一さんの特別展が開催されています。

上の画像は美術館のHPより転載しました。
常設展の一原有徳(いちはらありのり)さんのコーナーも圧巻。

上の画像は、一原有徳さんのモノタイプという手法の版画。これも美術館のHPより転載。
この美術館は文学館が併設されていて、旧郵政省小樽地方貯金局の建物。設計は、吉田鉄郎や山田守の後継者と目された、小坂秀雄。まぎれもないインターナショナル様式の建築です。
当時の貯金局内部の写真、整然とした事務空間の様子が伝わってきます。美術館HPより転載。

月曜日, 10月 29, 2012

コンクリートブロックの現場

札幌市内で始まっている、コンクリートブロックの現場。正確には、補強コンクリートブロック造という。打放しコンクリートの滑らかな質感と違い、コンクリートブロックは粒々した肌合いの魅力がある。住宅の現場である。北側をコンクリートブロックで囲い込み、南側の大開口から太陽光のダイレクトゲインをしっかり蓄熱する、外断熱工法である。
半割ブロックは、型枠コンクリート用の役物
専用の大型トラック
基礎断熱はXPS3bの100厚、竪筋は400間隔で基礎から臥梁まで
敷地内から住宅全景、出隅に縦遣り方を設け積む準備をする

火曜日, 10月 23, 2012

タンポポモドキ

札幌市内の現場を歩くと、野の花に目を奪われる時がある。ウィキペディアによるとタンポポモドキは別名で、日本での正式名はブタナ〈豚菜)というのだそうだ。1933年に札幌市で発見された外来種で、英名はcatsear(猫の耳)、仏名はsalade de porc(豚のサラダ)という。季節の変わり目に摘んできた。

月曜日, 10月 08, 2012

Let it beと言った猫

5日の夜、NHK-BSの地球テレビ「エルムンド」は、ビートルズのレコードデビュー50周年を記念する番組であった。いつものように音楽と話題とスタジオバーでのカクテル談義、この日は特別にリバプールからの中継も加わってパーソナリティのアンディとアシスタントのマギーそして多彩なゲストたちがいつも以上に盛り上がっていた。私も風呂上りのいでたちでTVの前に陣取り、いつものように老猫をひざの上に乗せて次から次へと繰り出されるビートルズの歌や話題に浸っている、まさに至福のひとときであった。


翌日、誰もいないTVの前のお気に入りの籠の中で、我が家の老猫が18年間の愛くるしい姿のまま静かに来世へ旅立った。まさにレットイットビーとでも言い残すかのようだった。

月曜日, 10月 01, 2012

八窓庵(hasso-an historical tea house)

八窓庵は、札幌市にある小堀遠州の作と伝えられる茶室です。二畳台目の極小空間に8つの窓を立体的に配しています。国指定の重要文化財。通常は、外観のみ見ることができます。美しい形を作る要素としての寸法や比例を考える。

水曜日, 9月 19, 2012

後期授業始まる

19日、北星学園大学文学部での後期授業が始まった。今日から15回、週一で通うことになる。先週の、神戸大学医学部保健学科での特別授業と同様に、建築とその他領域の接点を探る貴重な時間だ。専門家の話は一般の人の耳に聞こえない、一般人は専門知識がないから言っても無駄。そのような不毛なコミュニケーションを無くしたい。私の授業の目的は、空間を読み解くことで豊かな楽しい暮らしを得ること。いわば教養としての建築を身に付けた素敵なクライアントとして、ゆくゆくは私たちの前に立ち現れることだ。期待を込めて。