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金曜日, 3月 01, 2024

僕の好きな先生

RCサクセッションの歌詞のような、高校生時代に忘れられない先生がいた。毎日スバル360で通勤していた。丸みのある角刈り頭で白衣を着ていた。ポケットに両手を突っ込み斜め上目線で歩く。立ち止まって教室の番号札が風で揺れているのをじっと眺めている。つられて立ち止まると「振り子の等時性だ」などと優しくボソッと。そのようなどこにでもいるようで実はどこにもいない物理教師だった。私たち生徒はそんな先生が好きで、ことあるごとに先生を囲むクラス会を開いていた。数年前88歳の米寿をお祝いするクラス会を開いた。高校教師を定年で辞めた後は子供たちのために物理の実験をする社会活動をしているという。「老年学(gerontology)」を実践しているのだと。老後は専門性を活かし社会的老年生活を目指せというそんな先生を私たちは大好きだった。

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