当別町での打合せの帰路、いつか見ておきたいと思っていた記念碑を初めて訪れた。googleで検索して場所はすぐわかったのだが、打合せが迫っていたため探し当てたのは、あたりがうす暗くなってからだ。施主であり、尊敬する友人でもあった彫刻家・丸山隆さんが死の淵で製作した遺作。11年前、除幕式の前々日に惜しくも他界した。つい最近雪の中から顔を出したばかりであろう彫刻は、まるで棺のような揺り籠のような原初的な空間を持つシェルターを表現しているように見えた。
建築に深い造詣があった丸山さんは、最後の旅行先にF・ゲーリーのビルバオグッゲンハイム美術館を訪れている。石だけで、これだけのものが表現できる。
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