21日、柏丘の家の現場では型枠のたてこみが行なわれた。以前はANDO建築のようなきれいなコンクリート面が欲しくて、打放し用塗装型枠使用とか仕上表に書いていた。今、コンクリート打放し仕上げというと、型枠の指定がなくても現場では黙って新品のパネコート型枠になるのだが、そのようになったのはいつの頃からだろう。ともかくANDO効果によって、難なくきれいなコンクリート打放し仕上げを私たちは手にすることができるようになった。型枠に両手をかけ壁内をのぞきこむと、鉄筋のすき間にコンセントプレート埋めこみ用の5mm厚板がしっかりコンセントボックスに取り付いている。この手法も私の知る限り元祖はANDOさんだ。などと、感慨にふける暇もなく現場を後にする。
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