今日は午後から雨である。こんな日、トレペに手書きの図面を書いていたころは鉛筆ののりがよいので気分は悪くなかった。
ただ現場が心配だった。自信を持って引き渡したあとの屋根さえも心配になるのは、今でも同じである。
北海道では雪を優先的に考えるため、雨樋を取付ける習慣がない。たとえ取付けたとしても、雪の重みで壊れてしまう。
だから、平入りの出入り口では雨だれが首筋にポタリ落ちる。これが時としてクレームになる。
数年前、米国マサチューセッツの開拓村OSBV(オールドスターブリッジビレッジ)で木製雨樋を見たとき、いにしえの雨にまつわるエピソードを想像し、ひとり愉快な気分になった。
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