今月の週刊ブロック通信への投稿です。私は、北国住宅の居間は通りや広場のようにありたい、との想いがあります。最新の竣工写真の一枚を眺めていると、ふと好きな絵画が連想されました。今回はそのことに触れています。デ・キリコの輪回し少女の絵といえば、気が付く方も多いでしょう。「通りの神秘と憂愁」という題名で、漠然とした不安や期待などが込められていると評されています。アルド・ロッシなどイタリアの建築家に大きな影響を与えた画家です。だからどうなんだと思いつつ、似ているものは本質を共有する「相似律」という松岡正剛が唱えた仮説に共感を覚えふと声に出してしまうのです。
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