発行は2006年だから6年も前の「にほんの建築家伊東豊雄・観察記」を読んだ。正確には現在も読んでいる最中なのだが、8割方まできたので一休みしてこれを書いている。
著者の瀧口範子さんの前作「行動主義レムコールハース・ドキュメント」を読んだ時同様に次々と展開する映像のような再現力に押されて心地よく読み進んだ。
私のように地方で設計活動している者と、伊東さんのように世界を相手にしている建築家とでは違う職業のようにも思えるのだが共通点が多くあることに驚く。そう気づかせてくれるのは注意深く考察し平易な言葉で表現する骨太な文章ゆえなのだろうと思う。私にも勇気を与えてくれる一冊だ。
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