住まいづくりYYAA
北海道の建築家・山之内裕一の住まいづくりブログです。地域の歴史や風土の記憶を大切に住まいをつくります。お気軽にご相談を。
土曜日, 12月 31, 2011
大晦日
北区の現場正面入口の見上げ
北区の現場、東面外観
2011年も、きょうが大晦日。昨日まで、稼動していた北区の某現場も年明けの完了検査を待つのみだ。
フライング気味に届くメール年賀を気にしながら、今年のブログを振り返ってみた。
アップ数は、83回。4~5日に1回程度書いたことになる。当初twitterを始めたこともあって、昨年より減少したものの、後半はブログの方が落ち着きがよくアップ数が増えた。内容は、現場レポートが30%。出来事や天候などニュース的要素が同じく30%。以下、展覧会、旅、モノ、学校関連の順となった。
明日からまた新しい気持ちで書き込みたいと思っている。
日曜日, 12月 25, 2011
碍子(gaishi)
解体した古い住宅からいただいてきた碍子(がいし)。今はほとんど目にすることはないが、室内の露出配線に使われてきた電線を固定する器具。白い焼物独特の質感がなんともなつかしい。美しく露出配線が施工されていた時代からのプレゼント。ペグやノブに転用することもできる。
木曜日, 12月 22, 2011
新しい勲章
21日朝、第19回小樽市都市景観賞(
2011
年)に選定された、「茨木家番屋」に記念プレートが取り付くことになり、立会いで小樽に向かった。小樽市建設部の担当者と一緒に取り付け位置を確認した。
250mm
×
250mm
のずっしり重い鋳物のプレートが数日後に取り付く。番屋は一年の公開日を終えて現在休館中。この冬一番の寒さも気持ちよく、雪の反射がやけにまぶしいのは新しい勲章のせいだろう。
記念プレート取り付け位置を確認
これから半年雪に閉ざされる番屋
水曜日, 12月 21, 2011
レバーハンドル
床と壁と天井には開口部があり、そこには建具がある。建具の金物は、その場の雰囲気を作るほど重要だ。特にドアの取手は、直接手で触る部分だから選択には注意が必要だ。レバーハンドルは、握力が弱くても操作できる点が優れている。我が家では、開け方を習得してしまったネコが届かないように、ハンドルを高い位置に移し替えている。ネコの手でも開けられるレバーハンドル、私はシンプルなMIWA33TYPEアルミシルバーをよく使っている。
日曜日, 12月 18, 2011
この季節に想いだすこと
今年も残るところあと2週間。非常勤で通っている北星学園大学からクリスマスカードが届いた。私が小学生だった頃、近くの教会の日曜学校へ通っていた。そこではゴールマンさんという神父さんがネイティブ英語で歌や単語を、名前は忘れたが制服を着た近くの工業高校の元気のよい学生さんが算数やトランプ遊びを教えてくれた。転勤族のクリスチャンでもない両親が私の学力を心配して塾代わりに通わせていたのだろう。同世代の子供たち10数名が仲間で、クリスマス会など小学校の学級とは一味違う楽しみがあった。小林先生と言う優しいシスターもいた。特にゴールマンさんの英語は、今でも耳に残っている。
TEN
はテンです、ティエンではありません。
QUESTION
はクエスションではありません、クエスチョンです。というのが口癖だった。私はクリスチャンではないが、この季節になるとなぜか想いだす。今から半世紀前の話。
土曜日, 12月 17, 2011
サグラダファミリア
16日夜、NHKBSプレミアム「世界遺産時を刻む」は、ガウディのサグラダファミリアを1時間特集する番組だった。今年の夏頃の撮影であろうか、1年前に訪れた時とはまた少し様子が変っていて興味深く観た。ともすれば表面的な装飾性だけが語られがちだが、ガウディの真髄とされる幾何学や比例についてわかりやすい解説と映像に好感をもった。観終わって、敷地内にあるサグラダファミリア付属小学校内部に再現されたガウディの仕事場の机の上においてあった幾何学模型の意味がよく理解できた。
天井を見上げる
高さ45mの天井
これは1/10模型
ガウディの仕事机の再現、ピラミッドや円柱状の幾何学模型が並ぶ
金曜日, 12月 16, 2011
優れた木製断熱玄関扉
U値1.0W/m2・Kの優れもので、15万円程度で手に入れることが出来る木製断熱玄関扉がある。札幌のビタレスク社がフィンランドから直輸入しているもので、両面北欧パイン材の羽目板仕様で無塗装品。暖かい風合いと抜群の費用対効果が気に入って最近ずっと採用している一品。
外観
内観
木製なので湿度や直射日光の影響を受けやすく、ソリが出たりすることもあるがヒンジの調整が効きメンテナンスは容易である。
現在進行中の現場にも、もちろんのこと使っている。
木曜日, 12月 08, 2011
厚さ
週一で通っている北星学園大学文学部での講義、7日は小さな模型をつくる演習最終日。講評会と名付けて、それぞれに作った模型を自己紹介するコミュニケーションの場を設けた。生まれて初めて手にしたスチレンボードには2ミリの厚さがあることを、木工用ボンドはつけすぎてはいけないことを知ったという。70数名の学生のうち、この先の人生でそのほとんどが経験することがないだろう模型作り、その貴重なワークショップが終わった。リアルな物質としての建築には、模型以上に非ユークリッド空間としての厚さがある。などと思いつつ外に出ると、恒例のクリスマスの光が綺麗だった。
月曜日, 12月 05, 2011
日曜日の現場
平岸の現場は職人さんたちが日曜返上の追い込み中です。午後、一瞬の晴れ間にシャッターを切る。昨晩、降り積もった雪が融けて道路は水びたし。足場が外れて、白と黒の外観が顔を出している。ガルバリウム鋼板の白と、カラマツ燻煙木材の黒の対比を意識した。
日曜日, 12月 04, 2011
棚
サッカーJ2で3位になったコンサドーレ札幌が、来年から2008年以来のJ1昇格が決定した。
私はTV観戦だけの「お茶の間サポーター」だが、来年は久しぶりにスタジアムで観てみたいと思う。
かつてクライアントに熱心なサポーターがいて、きっと勝利を願って手を合わせるだろう、そう思って居間の片隅に「コンサ神棚」を提案したことがあった。きょうは美酒が飾られているに違いない。
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