月曜日, 2月 13, 2017

色彩物語

海岸の波打ち際に転がっている小石を拾ってみた。さまざまな色がついている。黒色、褐色、白色、灰色などいかにも火山岩のようなものから太古の地層から切り出されたようなものまでさまざまだ。近くの川から流れついたのだろうか、または荒波に浸食され海岸の地層から崩れ出したものだろうか。いずれにしろこの小石たちは土地の色彩を持っている。
土地産の材料を使うことで意識を高め、そこにしかない存在になり、住まい手と共に唯一無二の物語になる。木材や石材などと同じように色彩もまた素材のひとつに数えられる。

20数年前に関わった、北海道の北端にある利尻島鬼脇集落での住宅群の外壁色は海岸の小石の色彩から抽出した。
利尻富士町鬼脇海岸で採取した小石(1995年)

0 件のコメント: