火曜日, 6月 23, 2015

黒いコンクリートブロック(black concrete block)

小屋群住居Oは2棟の小屋と称する大小建築が連結する構成の住宅です。小さい方は車庫で、黒いコンクリートブロックを積んでいる。一方、住居部分の外壁は燻煙加工で黒っぽくなったカラマツ羽目板でおおわれている。そこで外壁は、コンクリートブロック自体もできるだけ燻煙木材に近い落ち着いた色調でまとめたい、と考えた。黒色顔料を混ぜ込んだコンクリートブロックがあるというので早速使用した。雨の日などは、一段と鮮やかな色になっている。
手前が車庫棟、外壁はブッラクコンクリートブロック。奥は住宅棟、1階の外壁はカラマツ燻煙木材羽目板。

火曜日, 6月 16, 2015

ブラケット照明K

居間の外壁から少し離れた場所に2階への階段がある。居間天井に5.1チャンネルの音響スピーカーが用意され映像鑑賞時に使われる。階段の上部に自然光の採光窓があり、直下に冬場の冷気を防いでくれるコールドドラフト防止用の放熱器が取り付けられた。階段には磁器製のレセップにLED球を組み合わせただけのブラケット照明Kが取り付けられた。クライアントの苗字であるアルファベットのKを表現している。
居間に階段を組み合わせたコンパクトなプランの住宅で、熱光音の建築環境工学?の競演。

水曜日, 6月 10, 2015

地盤調査

地盤調査をしました。木造住宅では、一般的にスウェーデン式サウンディング試験という簡便な試験方法があります。「スクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に、100KGまでの荷重を加えて貫入を測り、貫入が止まったらハンドルに回転を加えて地中にねじ込み、1mねじ込むのに必要な半回転数を測定する方法。」(住宅金融支援機構 木造住宅工事仕様書より)

敷地地盤の状態を把握しておくことが、計画のスタートです。地上にあって目視できるものについては、寸法を計測する道具さえあれば記録できるのですが、地面の下は見ることができず厄介です。地盤調査は、そうした地面の中がどのようになっているのかという基礎的な情報を私たちに教えてくれます。
中央のロッド(金属棒)が地面に回転しながら貫入する。
ロッドは25本25mまで用意しているという。

土曜日, 6月 06, 2015

躯体

「ブロックガレージデザインコンペ」というのがあります。今年で、3回目ということです。とても素晴らしい試みで、コンクリートブロックの建築材料としての積極的な活用を視野に入れたものです。
コンペのテーマは「庭先につくるプラスアルファの組積空間」です。まずは庭先のガレージから、という主催者「全国建築コンクリートブロック工業会」のなんとも健気な心意気が伝わってきます。
コンクリートブロックで住宅を30年来作り続けてきた私は、ゆくゆくはガレージではなく住宅や街や都市のさまざまな建築がテーマになってほしいと思っています。
コンクリートブロックは一般的な建築素材で、断熱を挟み込んだものは省エネ時代の有望な建築素材ではないかと思います。現在、イタリアや米国のメーカーのものがあるようですが、日本では耐震基準などのクリアすべき問題があるとのことで、情報としてはあるものの真剣に向き合うメーカーはありません。建設費と維持修繕管理費を総合的に評価するライフサイクルコストを考えるならば、断熱コンクリートブロックによる建築は可能性大といえるのです。そんなことを考えながら、6月を迎えています。
第3回ブロックガレージコンペ2015

断熱ブロック:イタリアのメーカー LECAのHPより