Powered By Blogger

水曜日, 5月 07, 2014

長沼のアトリエ

2階打ち合わせ室は、軽量鉄骨下地の露出仕上げ。
丸山隆さんからアトリエ設計の相談をいただいたのは、私が独立してまもなくの頃だった。当初は、農業用のプレハブを考えているのだけれどどうだろう?というような話だった。少し調べてみると、確認申請も通らない構造的にすこぶる不安なものだと分かったので、農業用のプレハブの利用はダメですねと言うとそれでは設計してほしいということになった。地名が長沼である。見渡す限りまわりは水田地帯、地盤が良いはずがない。相当長さの杭を打って、基礎をつくった。2mほどの高さに柱と梁を架け、屋根はボールトにして、妻面から採光を取る。壁と屋根の境に偏光ガラスブロック一列に並べささやかなチャレンジもした。施工業者の協力もあり、なんとか農業用のプレハブの予算内で収まった。奇跡だとおもった。
外観
内部:赤いらせん階段は、丸山さんの自作。


0 件のコメント: