月曜日, 8月 27, 2012

建築ジャーナル誌

建築ジャーナル誌9月号巻末に、山之内建築研究所が8ページにわたって特集された。ちょっと変った編集にしましょうという編集者の甘言に乗って、20年間の軌跡とでも言うような一つの読み物として全体を構成した。実際に印刷物になって手にしてみると、小さな感激もまたひとしおである。
山之内のや行は50音順ではいつも最後で今回も指定席のような巻末だが、内容はちょっとは本の重石になっているかなと思っている。広告に協賛していただいた関係各社の皆様に感謝したい。

水曜日, 8月 22, 2012

木下泰男(建築家)展

札幌市内にあるギャラリー創にて、木下さんの展覧会が開かれている。木下さんは、ガウディの弟子であったジュジョールの研究者で、スペイン・モンフェリーの未完の教会堂を実測調査したことで知られている札幌在住の建築家。今回の展覧会では、その実測図などが展示されている。


2年前の、バルセロナ行では無理を言ってモンフェリーまで道案内をお願いした。コンクリートブロックの教会堂(日本ではコンクリートブロックのサグラダファミリアというふれこみだった)というので、なんとしても見ておかねばと思ったのだ。当日、教会堂はあいにく扉が閉まっていたのだが、木下さんが役場の管理人のところまで行って交渉してくれたおかげで内部を見ることができた。今回その時の感謝を伝えた。

ギャラリーで、右側が木下さん


教会堂をイメージしたと言う模型、建築家へのオマージュ
工事は、1928年に中止され、60年以上後に再開されて完成している。1929年は、バルセロナ万国博があり、大理石で壁と床を埋め尽くしたミースのバルセロナパビリオンが建設された。モンフェリーの教会堂は、いわば廃材を使って地元の有志が手作りしたもの。この二つの建築が同時代に同じ地域に出現したことに驚く。

月曜日, 8月 20, 2012

出張講義

2004年から、少人数のUD(ユニバーサルデザイン)の研究会に参加している。ほぼ月一のペースで会合を重ねてきた。しかし、ここ1年ほどは休眠状態が続いている。数ヶ月前、関西の大学に転出した主要メンバーから出張講義の要請があった。なんと、「ユニバーサルデザインの住宅設計」というテーマで講義をしてほしいという。3週間後である。4週間後には、北星学園大学での後期授業が始まるから、たった1日の講義だけれど立派な前哨戦となるだろう。今回は医学部の保健医療学科での講義で、建築学科の学生相手ではないところが共通している。
基壇のある側の全景
この建築は、車椅子が使えるだろうかといったことを最初に話題にしたいと思って、意地悪くも巨匠ミースのバルセロナパビリオンを眺めた。

実は、段差がない車寄せ側が正面なのだという記述があった。誰もが使えるようにきちんと考えられていることがわかって、脱帽している。ただしトイレはない。
段差のないアプローチ

土曜日, 8月 11, 2012

建築ジャーナル誌

建築ジャーナル誌9月号の事務所特集に掲載する原稿が、昨日ようやく上がった。いろいろな事情により、今回はモノクロのいたってシンプルな印刷だが、組積造を骨格にして私のこれまでの設計活動のプロセスを組み立てている。写真は、SHINKOTONI-HOUSINGの中庭を見たもので、写真家の安達治さんと二人で隣家の屋根に上り、私が安達さんのベルトをしっかりつかんでサポートし、空中に身を乗り出して撮影したもの。はるかな地平線に住宅をつくる、と題した最初のページを飾っている。