火曜日, 7月 31, 2007

配筋検査


きょう31日、「発寒の住宅」現場で配筋検査をおこなった。基礎部分は、スカート断熱とし凍結深度の低減をおこない、基礎根入れ深さを浅くしている。配筋はD13㎜とD10㎜の標準仕様である。基礎の高さが低く、作業しやすいのだろう。仕上がりが整然としている。
7月末に節目があった。イチローのMLB1500本安打、参議院選挙、そして作家・小田実(おだまこと)が逝った。私の本棚に彼の出世作「何でも見てやろう」がある。40年前に発行された定価380円の本。帯には、知性と勇気の旅行記とある。私も、好奇心や情熱や感受性をこの本から学んだ読者の一人だ。私たちの住まいづくりは、まさに「何でも見てやろう」の実践でもあると思う。

水曜日, 7月 25, 2007

落雪防止勾配屋根


24日、「西宮の沢の家」の現場では屋根の仕上工事が始まっている。0.35mmのガルバリウム鋼板を落雪防止屋根工法(ステイルーフ)で葺く。経験上、札幌の雪にはうまく適合するという工法で、勾配屋根でありながら雪止めの取付が不要であり、急激な落雪を防止し敷地内での屋根雪処理を可能にしてくれる。建築は、経験の上に成り立つ技術だということを改めて知らされる。

月曜日, 7月 23, 2007

庭づくり


「美しが丘の家」の庭工事が完成した。工事を担当していただいた政村庭園さんから連絡が入り、23日、現場を訪れ工事の確認をした。今回の工事は、植栽を中心にしている。道路側に背の高いニオイヒバをならべ、既存のイチイも一部残している。また、イスやテーブルを置くスペースをコンクリートブロックと同じ素材のインターロッキングブロックで敷きつめた。残りのスペースは、子供達の遊び場として芝を張り込んでいる。
建物が完成してから、今回の庭が完成するまでおよそ10ヶ月を要したが、青々とした木々や芝を眺めていると、そうした時間や苦労が報われるようだ。

火曜日, 7月 17, 2007

敷地確認


先日MLBオールスター戦で、我がイチロー選手のランニングホームラン(英語ではインサイドパークホームランというらしい)の快挙を、地元紙はヒーローのインサイドジョブという表現で報じた。仕事は外でするもの(ホームランはフェンスを越すもの)という常識を、我がヒーローはこともなげに打ち破って見せたのだ。このところ事務所内にこもって山積している業務をこなす日々が続いている私には、涙の出る話だ。


きょうは、札幌市西区発寒で着工を目前にした敷地に向かった。施主が近隣挨拶にまわった後で、敷地の確認と遣方検査をするためである。敷地に来るといろいろと判ることがある。敷地にシンボル的なイメージを与えているポプラの大木がある。施主の話では、数年前の台風で倒れそうになり危険だということで間もなく伐採される運命にあるという。せめて半分だけでも残せないかと、私は思う。カラスの住処となって困ると言う大木も、敷地の環境作りに大きく貢献していると考えるからだ。

金曜日, 7月 06, 2007

交差点


札幌市内から国道36号線沿いに車を走らせ大谷地へ向かう途中、交差点で一時停止の間に札幌ドームの展望台が目にとまった。いうまでもなく建築家・原広司氏の設計。銀色に輝く屋根は、都市の中に舞い降りた巨大なUFO のように近未来的な風景だ。いつ見ても面白い。ぼんやりとした心を刺激する非日常的なイメージを与えている。今年は、ここを拠点とするプロ野球の日本ハムとサッカーJ2のコンサドーレが元気だ。応援する人たちの数も多い。イチローが伝統の中に新しいものを組み合わせると言い、オシムが代表のサッカーはその国の文化を表現するものでなければならないと言う。たかがスポーツと言うなかれ。ここには新しい都市のイメージと人生へのメッセージがあるのだ。

日曜日, 7月 01, 2007

庭づくり


4年前に竣工した「伏見の家」へ、久しぶりに訪れた。建物回りを植物でいっぱいにしたい。手持ちの鉢植えを庭に下ろして、花を見て過したい。当時、施主は切望していた。その言葉通り、敷地の半分以上を占める自慢の庭には色とりどりの植物が咲いている。足かけ4年がかりで、ほぼ満足のいく庭になったという。玄関前に立つと風に乗ってラベンダーの爽やかな香りがした。
時間をかけて、住宅のまわりを整備してゆく。なかなか簡単にできないことなのだが、住宅自体がさらに引き立っている。住宅と生活への愛情が感じられ、設計者として嬉しい。