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日曜日, 11月 23, 2008

上棟の祝い





千歳のエコハウスで上棟のお祝いをした。当日のメインイベントは「もちまき」、施主のたっての希望である。あたらしくこの地域へ仲間入りする人と住宅のはじめての挨拶でもある。餅をキャッチする近所の皆さんの笑顔が、新しい隣人と住宅を歓迎しているようだ。補強コンクリートブロック造フラットスラブで梁の形すら見えない住宅の「上棟の祝い」だが、地域とつながることのできる古き良き慣習もまんざら捨てたものではない。

木曜日, 11月 20, 2008

新雪


朝、札幌市内は本格的に雪が積もり一面銀世界の新しい風景になった。きょう20日は日本人が大好きだというボジョレーヌーボーの解禁日で、そう言う私の手元にも1本ある。この赤ちゃんワインには、実はいろいろな価格と銘柄のものがあるのだという。
マイナス気温の外から暖房の効いた暖かい室内に入ると、適度に冷えたワインがある。厳しい寒さへの贈り物のようだ。

水曜日, 11月 19, 2008

ゲスト講師


今日は北星学園大学の授業があった。座学では半年も同じような話をしていると飽きてしまうので、ミニ演習として模型を作ったりレポート提出をさせたりしているのだが、今日はゲストを招いて話をしていただいた。
今日のゲストは、ビタレスクの鈴木敏章さん。自他共に認めるフィンランド通で、学生時代の話やら北欧の文化について思う存分語っていただいた。とはいえ講師の習性で、私が無理に建築の話に誘導してしまった。ご本人はもうちょっと違うことを語りたかったようだった。
写真は、90分の講義を終え、講師控え室で一息入れる鈴木さんと取り扱い商品のフィンランド製ドムス窓。ご本人同様、表情は優しいがちょっと頑固で期待を裏切らないすぐれものの木製サッシです。ぜひ一度お試しください。

月曜日, 11月 17, 2008

現場見学会


17日、千歳のエコハウスで、現場見学会があった。北海道建築技術協会(HOBEA)メーソンリー研究会主催のもので、外観と1・2階の一部をご覧頂いた。見学者から建設コストの質問があり、さまざまなコストダウンの工夫をして、たいへんリーズナブルな建設コストを達成していることを説明した。木造住宅並みの単価の安さには見学者のみなさんたいへん驚かれたようだった。住宅は、なにはともあれ見ていただくのが一番だ。外観は、外断熱施工の上に透湿防水シート張り状態。このうえにガルバリウム鋼板を葺く。

木曜日, 11月 13, 2008

山の手の家の現場


13日は、「山の手の家」現場で外壁色を確認した。カラマツ竪羽目板にキャピタルペイント水性塗料を施工している。色はクライアントご指定のブラウン色。水性塗料は、油性のような刺激臭がないばかりか難燃性能を有しているため採用している。作業性もよい。例年寒い時期だが、幸いここ数日は小春日和の暖かさが続いているので塗装作業現場は順調とのことだ。

休講


水曜日は、週一で北星学園大学へ通う授業日なのだが、あいにく管理建築士の資格取得講習会と重なってしまった。学生さんたちには申し訳ないが、休講だ。写真は、先週撮ったキャンパス風景。美しく紅葉した大谷地の森を背景にサッカーの練習に余念がない。大自然と若者達の姿に清々しい気持ちを感じて元気になるのは私だけではないでしょう。
その学生さんたちへ限られたコマ数の中で、できるだけたくさんのスライドや話をしたいと考えている私だが、1講の減は残念。

日曜日, 11月 09, 2008

モエレ沼公園


2日間の、週末イベントが無事終わりました。ご来場の皆様ありがとうございます。初日はあいにく小雪まじりの雨と強風の悪天候でしたが、今日は朝方の冷たい雨が暖かい陽ざしに変わりました。ほんのちょっとした陽ざしがあればガラスのピラミッド内部は夏のような暖かさになります。温室効果はすばらしい。ちょうど今日は、写真の撮影会が催されていました。自然光たっぷり照明効果満点の写真スタジオです。先日は、コンサートが行なわれ音響効果が素晴らしかったと聞きました。
そんなピラミッドパワーの求心力でしょうか、イベントには海外からの来訪者もありました。ここは、札幌の新しい顔になっています。

金曜日, 11月 07, 2008

週末イベント続報


明日からのASJ札幌南スタジオ主催「建築家展in札幌」の設営のため、会場のモエレ沼公園ガラスのピラミッドへ行ってきました。イサム・ノグチギャラリー下の展示スペースが会場です。会場入口からガラスのピラミッドセンターホールとモエレ山が見えます。私は、8日(土)、9日(日)の両日とも会場でみなさまをお待ちしています。

週末イベント


今週末8(土)、9(日)ASJイベント、「第5回建築家展in札幌」に参加します。会場は、モエレ沼公園ガラスのピラミッドです。

私も、住宅の写真、図面、模型を出展します。札幌では、1年ぶりのイベント参加です。あいにく天候は悪いようですが、ぜひ見に来てください。日曜日は、私も会場にいます。

火曜日, 11月 04, 2008

庭に初雪


4日朝、札幌市内で雪が降った。自宅の庭に降った初雪である。これから屋外作業が残る現場を抱える身としては少々つらいものがある。もちろん現場の職人さんはもっと大変。本格的な冬の前に現場はきちんと仕上ておかなければなりません。予報では、明日からまた気温が上がるという。すこし安心。これからは、寒波とその後のすこしの暖かさを幾度となく繰り返して本当の冬になるのです。

月曜日, 11月 03, 2008

SDW2008最終日




3日午前中、札幌デザインウィーク2008の「建築家パネル展」会場に行きました。会場は内田洋行のイベントスペース「ユーカラ」。持ち回りの会場当番でした。今日は来場者が少なめなので、パネルを落ち着いた雰囲気でじっくり見てもらえたようです。
また、今週末の8日(土)9日(日)両日、札幌市内モエレ沼のピラミッドで、いつもの「ASJ建築家展」イベントがあり私も参加します。どうぞ見に来てください。

土曜日, 11月 01, 2008

白い陸屋根の家


31日午後、札幌市北区にある「白い陸屋根の家」を訪れた。JIA北海道支部住宅部会のために住宅建築の平良敬一さんと写真家の鈴木悠さんが札幌にいらしている。最近の北海道の住宅建築の動向をご覧になっているという。ほんの数分間、立ち寄って見ていただいた。写真は、去年のちょうど今頃のもの。今日もイチョウが美しい黄色の葉をつけていた。

月曜日, 10月 27, 2008

初冠雪


今日は朝から寒かった。午前中パソコンを見ていたら、気象台の発表で27日に初冠雪を観測したとあったので、さっそく事務所の窓から手稲山を眺めた。あいにく山頂は厚い雲に隠れて見えないが、稜線は確かにうっすらと白く見える。あまり歓迎したくない寒気がとうとう来てしまった。数週間前に雪虫が飛んだのを目撃してから、ずっと暖かい日が続いていたので、今年はずいぶんと儲けたようなキリギリスのような気持ちでいたのだが。冬は待ってくれないようだ。

月曜日, 10月 20, 2008

SDW(札幌デザインウィーク)


11月1日~4日、札幌デザインウィークの催しがあります。建築のみならず、家具やグラフィック、さまざまなデザイン関係の人たちの展示会や講演会などが札幌市内各所であります。私は4回目の参加です。今年のオフィシャルブックにはこんな紹介文を載せました。画像はクリックすると大きくなります。

日曜日, 10月 19, 2008

Roof×2



木造の「山の手の家」は鋼板屋根葺き、コンクリートブロック造の「千歳のエコハウス」はコンクリート型枠取付け、どちらも屋根の施工中。
鋼板屋根はガルバリウムの落雪防止屋根工法、いわゆるステイルーフ。かたやコンクリートブロック造は屋根に設置するソーラーパネル用のコンクリート架台を型枠施工している。

金曜日, 10月 17, 2008

納品


16日、小樽公園通教会で家具の納品に立ち会った。およそ80年前の建築で、床は自然なたわみが生じている。倒れ防止のため家具は壁に固定した。既存の壁板との色あわせがうまくいって、以前からそこに置いてあったように見える。
6時から、小樽市内で開催された建築士事務所協会主催の講演会に参加した。
フィンランドの首都ヘルシンキ市の都市計画課に勤務している建築家・吉崎恵子氏が北欧の住宅や街づくりの現状をレポートする内容であった。「都市計画のないところに敷地はない」という計画コンセプト、「ヘルシンキの土地の大半を市が所有している」という行政力、「力を入れるべき計画はコンペで案を募集する」という伝統、現状でも厳しい「断熱性能基準を2010年にさらに引き上げる」という制度目標、などなど同じ地球上の出来事なのである。

木曜日, 10月 16, 2008

雪虫(YUKIMUSHI)


北海道の巷(ちまた)では雪虫が舞うと初雪が降るといわれている。先週、雪虫を見ましたよという情報がクライアントから挨拶代わりに寄せられていたのだが、とうとう私も今日の午後、事務所を出たところで目撃してしまった。現場を抱えている立場としては、初雪を知らせる雪虫はありがたくない。もうすこし先延ばしにしておいて欲しいところだ。
写真は、15日午後に打合せを行なった東札幌の改修工事現場に仮置きされたハーフユニット浴槽。上がバスタブ、下が洗い場。搬入しやすく二分割されて取り付けを待っている。浴槽の色は、工事の背中を押す雪虫のように白いのだ。

水曜日, 10月 15, 2008

「千歳のエコハウス」現場打合せ


14日、夕方から千歳の現場で定例打合せを行なった。現場の小さな仮設事務所に到着した頃にはとっぷりと日が暮れていた。もうすでに現場には一人の職人さんも残っていない。だから今回は、現場では一度もブロック職人さん達とコンタクトしていない。腕自慢の彼らが精魂込めて積んだコンクリートブロックをはっきり見ることができないのが残念。せめてもと、フラッシュをつかって撮影。
いつも定例打合せに参加しているクライアントは、日々完成に向かってゆくさまを身近に感じられるということで満足そうです。来週初めには最後のコンクリート打設が予定されている。

水曜日, 10月 08, 2008

週報棚


この夏に屋根トラスの補強改修を終えた「小樽公園通教会」から、日曜集会のための週報をストックする「週報棚」という小さな家具の製作を依頼されていた。設計図を家具工場に渡してから10日ほどたっている。
7日午後、「山の手の家」の家具打合せを兼ねて、石狩市にある家具工場を訪ねた。家具はほぼ出来上がっていて、ちょうど塗装の最中だった。既存壁の羽目板の色に合わせている。古い建物の記念にと、改修時に撤去し保管していたきれっぱしが役立った。

木曜日, 10月 02, 2008

実現、10年の夢


先週末、「真駒内東町の家」がクライアントへ無事引き渡しされました。施工業者の入念な点検と詳細な取り扱い説明がひととおり終わり、やっと鍵を手にしたクライアントは私たちに感慨深くこう語りかけたのでした。「家を持とうと考えてから10年目でようやくこの日が訪れました。」夢が、10年来の夢が実現した一日でした。夢に立ち会うことのできた私も嬉しい。