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金曜日, 4月 17, 2015

気密性(air tightness)

CB造の利点、その2は気密性です。コンクリートブロックを積んで、その隙間をモルタルで充填するのですから、完全な気密性が確保されます。実際に建物完成時に気密試験を行うと、サッシや外部ドアの隙間以外からは空気の出入りがないことが証明されます。気密性が高いと、室内空気のコントロールが上手くできるので、新鮮空気の採り入れや湿度の調整ができることになり、快適で健康な室内環境をつくることが出来るようになるのです。
CB造の和室~設計:YYAA

水曜日, 4月 15, 2015

熱容量(heat capacity)

CB造(コンクリートブロック造)への期待として、CB造の利点。その第一は、大きな熱容量ということです。ひとくちで表現すると、熱容量とは熱の含有可能量です。熱容量が大きいとどうなるか?例えば部屋の暖房を停止すると、室温の下降と共に暖まった壁が徐々に放熱していくのですが、その時間が長くなるということです。夜間など太陽が隠れている時間の急激な室温下降がなく、ゆっくりした温度変化で体の負担が少ないという利点があります。
CBの和室~設計:YYAA

火曜日, 4月 14, 2015

CB造への期待

学生時代の建築設計の恩師から丁寧な手紙を頂戴した。私がコンクリートブロック(CB)造住宅が激減している現在の状況をレポートをした、先月末の研修会。そのときに、熱心に聴いていただいた。

文面は、私がCB住宅の設計を続けていることへの励ましでした。CB造住宅の利点は、①大きな熱容量、②気密性、③耐久性だというごくシンプルな言葉の中に、先輩建築家としての確信が漂っています。早速返信の手紙を投函しました。有難い。
CB(コンクリートブロック)の和室~設計:YYAA

木曜日, 4月 09, 2015

CB プロダクト

CB(コンクリートブロック)は、誰でも手軽に利用でき身の回りの必要なものを簡単に作ることができる素材です。板とCBがあれば、本棚やテーブルや椅子を作ることができます。CB工事の現場では、コンクリートブロックをカットすることがあります。このCBライトは、半分にカットした残材を利用して作ったものです。重量があるので倒れにくく、フロアーライトとしての存在感があります。
使用した素材は、コンクリートブロックと真鍮版です。サイズは、190mm×190mm×190mm。
CBテーブル、CB TV台もあります。
CB フロアーライト
CBテーブル
CB TV台

水曜日, 4月 01, 2015

屋根の上のピラミッド

建築家ってやつは、いやただのスタッフであってもオートマチックに線を引いているのではなく、考えながら手を動かしているものなのです。
先日、帯広駅前の帯広市民文化ホールに立ち寄りました。かつて、私はこの建物の図面を、特に、大小ホールの平面と断面を描いた。オーディトリアムでは一番大切な、聴こえることと見えることを決める図面です。それはさておき、しっかりメンテナンスされて使われていることに、驚いた。吉田五十八賞を受賞したこともある彫刻家・志水晴児さんのステンレス作品も健在。
ふと私の「屋根の上のピラミッド」も健在だろうか?と思い、隣の長崎屋ビルの窓から確認することにした。エントランスホールの真ん中の屋根にシンボルとなるようなものを作ろうということになって、「屋根の上のピラミッド」を描いた。実は、同じものが札幌市中央図書館の屋根にも載っている。
帯広文化センター正面、屋根の上のピラミッドが見える
前庭にある志水晴児さんの彫刻
エントランスホール屋根の上のピラミッドの内側