住まいづくりYYAA
北海道の建築家・山之内裕一の住まいづくりブログです。地域の歴史や風土の記憶を大切に住まいをつくります。お気軽にご相談を。
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土曜日, 5月 24, 2025
七飯町とCONCORD
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かつて新しい町役場を設計する機会があった。現地には古い役場庁舎が建っていた。木造モルタル塗りのシンプルだが威厳のある佇まいだった。建設敷地は、スギ林のある高台に向かって古い役場庁舎の背後にある敷地だ。そこは七重官園と呼ばれた明治期に農場があった場所で、北海道農業の礎を築いた場所で...
金曜日, 5月 23, 2025
新しい部分が全体を豊かにする
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30年前に竣工した既存住宅にEV(エレベーター)を設置するプロジェクト。既存住宅は自らが設計したもので、部分が新しく加わることで混乱を生むのではなく、さらに豊かな全体ができると考えている。
日曜日, 5月 11, 2025
庭のブリコラージュ
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塗装見本板を並べて、テーブルトップを作った。
土曜日, 5月 03, 2025
設計者銘板
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独立したての頃、手がけた建築が竣工する興奮も手伝い銘板という直截な方法で設計者の痕跡を残した。素材は真鍮版、文字は薬品によるエッチングである。さまざまな理由で長く続けられなかったが、最近見直すことがあり復活を考えている。
木曜日, 4月 24, 2025
CB積みの開放端
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CB積み目地のチカラを、施工およびデザインとして考えてみたいと、少し前に書いた。その時は触れなかったが、私は出隅をウマ積み(破れ目地)とすることが多い。いや今では必ずそうすることにしている。動きを感じる目地が、壁の囲い込みをつくり、住まいの流動性が失われることのないように端部(エ...
水曜日, 4月 23, 2025
フラットスラブ扁平臥梁(美しが丘の家2006)
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補強CB造では臥梁の存在が強みでありまた弱みでもある。基礎と臥梁で上下に鉄筋コンクリートで緊結されたCB壁は堅牢な構造体になる。他方で臥梁の施工には材料と手間がかかり、コスト上昇の一因となっている。そこでスラブに扁平臥梁を組み込み煩雑な臥梁型枠を無くす、扁平スラブ一体臥梁であった...
月曜日, 4月 21, 2025
引込柱または受電柱のデザイン(美しが丘の家)
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引込柱または受電柱は、電灯線や電話線を住宅に引き込むために敷地内に設ける。美しが丘の家では、溶融亜鉛メッキしたH鋼-200×200を利用した。H鋼フランジの陰に配管を隠している。住宅外壁に直接引き込み線による開口等を設けることがないため、外壁を傷つけることがなくまた景観上の問題を...
月曜日, 4月 07, 2025
表札デザイン(美しが丘の家)
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住宅の玄関に必要なアイテムにインターホンや郵便受け、そして表札や玄関照明などがある。それらを調整するのもデザインの肝になる。写真は、「美しが丘の家(新築2005年、改修2024年)」でデザインした表札をベースにインターホン、郵便受けを一体化したものである。
日曜日, 4月 06, 2025
歴史的建造物を維持する意味
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20数年前調査に訪れたマサチューセッツ・ディアフィールド歴史地区のその後をグーグルマップで覗いてみた。17~19世紀当時の街を再現した野外博物館である。旧市街のほぼ中央に向かい合っている2軒、向かって右側・白色木造ゴシック風のムーア邸と左側・黒色木板下見張りのアレン邸。200...
木曜日, 4月 03, 2025
建築保存の正義
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札幌市役所屋上から500mm望遠で撮った。当時、開拓の村への移転議論の中で現地保存が決定した時計台。今から半世紀前の1973年8月、卒業設計の準備調査として札幌市建築課へヒアリングに行った帰り。デザインサーベイという言葉につき動かされ、国道5号線の幅員までも赤信号時に横断歩道上で...
月曜日, 3月 31, 2025
ブロック造の目地に宿る細部の力
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補強コンクリートブロック造(以下CB造)に限定しての話ですが、CB造の強度は目地で決まると言います。つまり接合面に使用するモルタルの強度が重要なのです。構造強度上の考察は後日に譲るとして、ここでは施工およびデザインとして考えてみたい。まず全体的な積み方についてですが、縦横を通すイ...
金曜日, 3月 28, 2025
ハビタ札幌機関紙「はびたvol.4」
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ハビタ札幌機関紙「はびたvol.4」は1978年12月13日に発行された。この年、ハビタ札幌は小樽運河保存問題に深く関わることになった。小樽在住の若者仲間たちと、小樽運河に人を呼びその魅力を実証する祭り「ポートフェスティバル78」や、小樽運河の意義を対話するシンポジウム「第一回...
水曜日, 3月 26, 2025
ハビタ札幌機関紙「はびたvol.2」
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印度にサルナートという仏教遺跡がある。現在はレンガ造の建物基礎が点々と散在している広大な遺跡公園になっているようだがその中にレンガでつくられた巨大なダメ―クストゥーパという仏塔がある。私はちょうど50年前、訪れたことがあるのだが、レンガと聞くと、その圧倒的な存在感を今も鮮烈に想...
火曜日, 3月 25, 2025
継承されたコンクリートブロック住宅
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本日発売のリプラン誌148号、20年前に設計した住宅が掲載されています。数年前、若い所有者に替わり改修させていただいた。その機会に住宅の何が気にいったのかと尋ねたところ、コンクリートブロックの古びた良さだと教えてくれた。その経年変化が価値なのだという。なるほど今となってはスルーし...
月曜日, 3月 24, 2025
ハビタ札幌機関紙「はびたvol.1」
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49年前のこと、1976年、北海道札幌を拠点に活動した建築家集団、正式名称は北海道の環境を研究する会が組織された。 会の主な活動は様々な分野の専門家を招き講演会・勉強会等であり、札幌市中央区の竹山実建築綜合研究所札幌分室(アトリエインディゴ)を会場に月一回程度開催した。 (注:ジ...
日曜日, 3月 23, 2025
3月といえどまだ雪の中
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先日、札幌市内南区某所の打ち合わせの帰り道に旧作の前を通った。2000年に竣工した住宅で、今年25年目になる。竣工時の外観がそのままで、定期的に良い維持管理をしている建主に感謝している。
水曜日, 3月 12, 2025
ハビタ札幌機関紙「はびたvol.3」
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かつて「ハビタ札幌」という建築家集団があった。1976年から1979年までの期間に若い建築家の卵たちが勉強会を企画していた。当時20代半ばだった私もその一員として参加している。勉強会や講演会等の熱気を伝え記録として残せないだろうかとの思いで機関紙を数人のコアメンバーで作った。第...
日曜日, 3月 09, 2025
住まい再訪・美しが丘の家
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週刊ブロック通信2月号への寄稿です。建築専門誌リプランの取材に同行しました。
日曜日, 1月 26, 2025
ねじのある建築現場
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とある住宅現場で外壁まわりに使用されている「ねじ」を並べてみた。ざっと7種類あった。 外壁は厚さ15mmのカラマツ羽目板を大和張りしている。大和張りは縦張りだから横胴縁が下地。 またXPS板厚100mmの断熱材を外貼りしている。そのため一番長い「ねじ」は180mmだ。 建築史の村...
月曜日, 1月 13, 2025
建築への捧げもの
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ビタレスクの鈴木さんが提供してくれる月曜から始まるカレンダーがある。 13 日の月曜日は今年の 3 週目。今年は 52 週なのですでに4%ほどが過ぎ残り 50 週がスタートした。 週刊ブロック通信の令和7年1月1日「ブロック造住宅の系譜」今年の初めての投稿は、建築への捧げも...
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