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日曜日, 4月 29, 2012

春の庭

29日、ガーデンストーブを庭の所定の場所に設置した。つい最近まで雪が残っていたYYAAの日陰庭にもクリスマスローズなどが美しく咲いている。札幌の街なかでは春の風物詩のようなアスファルト道路のライン引きももうすぐ終わる頃だろうか。



金曜日, 4月 27, 2012

アトリエ訪問

遅まきながらタイヤの交換と定期点検のため札幌市西区八軒にあるディーラーの整備工場へ向かった。2時間かかるというので散歩がてら近くにある同業者のアーキラボ・ティアンドエムの新事務所におじゃました。外観は木張りのボックス。一転内部は白塗装壁。室内中央にカラマツ合板のボックスがある。シンプルにして清々しい。突然の訪問にもかかわらず美味しいストロベリーティーとビートルズのBGMで歓迎していただいた。ありがとうございました。


木曜日, 4月 26, 2012

納豆

納豆工場が同居するビルでの打合せ先で、納豆は好きですか?と聞かれてうっかりハイと答えてしまったら帰りがけに頂いてしまった。道内各地で栽培されている特徴的な大豆を使ったものでどれもとても美味しい。特に大粒のつるの子納豆は全国の品評会で最高賞を得たばかりだというので真っ先に食べたのだが期待以上の美味しさだった。

月曜日, 4月 23, 2012

飲みかけのお茶

22日は、日曜日。午前中は10数年に一度巡ってきた持ち回りの町内会班長の会議へ出席。配布された回覧用のプリントとお茶のPETボトルを持ち帰った。


午後、札幌市内中央区で始まったリフォームの打合せでもクライアントからお茶のPETボトルをいただいた。いま飲みかけのお茶2本バッグの中から取り出して、友人からの定年退職の挨拶状を読む。新年度この時期ならではのこと。

土曜日, 4月 14, 2012

タイヤの軌跡


テイネ山頂には雪が、スキーも土日だけGWまで可能です。
 札幌市内の住宅機器メーカーのショールームを巡ってみた。久しぶりなので、ホームページで場所や営業時間・休日を確認してから出かけた。私は普段、気に入ったエレメントを組合せ特注家具化する方法をとっている。こうすることでクライアントの個別の要望に応えられ、より大きな満足を得、そのうえコストを抑えられる可能性がある。その考えは変らないのだが、最近すこし事情が変化してきたように感じている。パッケージ化される範囲が徐々に大きくなって、質の良い特徴のある既製品が多く出てきた印象がある。それを確かめておきたいと思っていた。


具体的には省エネ対応、省資源対応、高齢者等福祉対応、VOC等健康対応、そして耐震対策などである。そこにあるコスト意識、そしてユーザーのデザイン感覚やライフスタイルへの意識は独特のものだ。今回は、クリナップ、タカラ、TOTO、パナソニック、ヤマハ、リクシルのポピュラーなところをまわったのだが、他に海外ブランドの代理店や無印、ニトリ、サンワ、イケヤ等々数え上げればきりがない。それだけユーザーの意識が多様なのだと教えられる。

帰って車を車庫入れする。アスファルトにタイヤの跡が残った。ショールームを見てユーザーの動きを推し量ることは、タイヤの軌跡を見てハンドル操作を想像するよりよほど難しいとしみじみ思う。

水曜日, 4月 11, 2012

ichi×yu

10日、札幌は朝から晴れ。NHK地上波で9時からMLBファンに嬉しい中継がありました。私がTVのリモコンを手にしたのはすでに10分経過していたところで、画面はちょうど初回のyuダルビッシュ×ichiイチロー対決の真っ最中。それから、6回まで観てしまった。今回はしっかり準備してきたであろうichiイチローが貫禄を見せつけましたが、次はyuダルビッシュがどう魅せてくれるのか、一喜一憂(ichi×yu)が楽しみになりました。
NHKTV画面からiPhoneにて撮影

土曜日, 4月 07, 2012

4月6日

YYAAの庭
YYAA(山之内建築研究所)は、1990年4月6日にスタートして満22年です。思えば超スローペースで設計活動をしてきました。たくさんの大切なクライアントさまと、設計監理をサポートしていただいたみなさまに感謝いたします。明日からもどうぞよろしくお願いします。
YYAAが入居するshinkotoni housing

水曜日, 4月 04, 2012

春よ来い

YYAAの庭も冬に逆戻り
4日、札幌は春の嵐で強風に粉雪が舞う。4月なのに春はまだ遠いようだ。この季節ディーラーから案内が来て、定期点検と同時に車のタイヤを冬用スタッドレスからノーマルタイヤに交換するのがいつものことだけれど、今年はタイミングが難しい。そして建設予定敷地を早く見に行きたいものだが、敷地は凍てついた雪の下にあるという。早く春が来て欲しいものです。

火曜日, 4月 03, 2012

ミースのシーグラムビル


2003年10月のシーグラムビル。いそいそとエントランスの回転ドアを通った。回転ドアはガラス一枚天井で内部に組み込まれ、シンプル過ぎて外部からは見えない。エレベーターコアのトラバーチンに圧倒され、そのうえ巨漢ガードマンの迫力に気後れし、そそくさとプラザに出てしまった。


他のスカイスクレーパーとは違う威圧感がある。バルセロナパビリオンと共通するプラザと池と植え込みが基壇をつくる。構成はよく似ているのだが、雰囲気が全く違う。建築のチカラの不思議。

水曜日, 3月 28, 2012

バルセロナ・パビリオン

昨日は、ミースの生誕126周年。写真は201011月のバルセロナ・パビリオン。外観は、基壇、壁、屋根の三層構成。基壇は厚50mmのトラバーチン敷きで、高さ約1050mm。内部は目地込み2060mm×1030mmの大理石を3枚積みした厚さ170mmの壁で、天井高さは3100mm。彫刻のある池の深さは350mmで、水深260mm。手持ちのコンベックスで実測した。復元された建築だ。

月曜日, 3月 26, 2012

BASE4セミナー開催しました

24日(土)午後、札幌市内の「ちえりあ」において、私たち設計チームBASE4セミナー、建築家と考える「たおやかな住まいとは」を開催いたしました。当日は、あいにく雪が舞う空模様で3月下旬には珍しく寒い一日でしたが、長時間熱心に聴講していただいたみなさま、本当にありがとうございました。


4人が設計した住宅のそれぞれの編集画像を、松橋常世は、「静謐」(せいひつ)、國澤利光は「生き方」、平尾稔幸は「原形」、そして山之内裕一は「質素」をテーマに語りました。プロジェクターで映しながら。最後に、会場からいくつかの質問をいただけたことは収穫でした。人とのコミュニケーションはいつの場合も簡単ではないですが、また次のイベントではよろしくお願いします。

土曜日, 3月 17, 2012

BASE4セミナーを開催します

設計チームBASE4では、3月24日(土)午後1時30分より4時30分まで、住宅セミナーを開催します。ぜひお越し下さい。場所は、西区宮の沢1丁目1番地「ちえりあ」6階会議室です。参加は無料。ただし、人数把握のためメールまたはFAXでの事前登録をお願いしています。
 当初、私たち建築家(設計チームBASE4~松橋、國澤、平尾、山之内)自身が、還暦(60歳)前後の年齢であるため、同じ年齢層の高齢者を対象にしたセミナーをと考えていましたが、「住まいは年齢に関係なく考えるもの」との認識で、世代を超え思考できるよう「たおやかな住まい」とするテーマを設定しました。
 そして、「知っていながら害をなすな」という言葉があります。プロであれば当然分っている物の道理が、一般の方々は有効な情報がないために間違いを犯すことがあるものです。私たちは、30年以上の住宅設計経験のさまざまな取組みから、こうすれば劇的に素晴らしくなるという「建築の力」をセミナー参加の皆様にお伝えしたいと考えています。
クリックして拡大してください

水曜日, 3月 14, 2012

残して育てる

コンクリートブロック造の危機について、考えています。昨年、北海道でのメーソンリー建築(コンクリートブロック造等)の着工件数が数件だという衝撃的事実を知って、いささか慌てました。なるほど近年、建築家仲間の住宅作品にコンクリートブロック造が登場しないはずです。
セラミックブロックを使った「岩見沢の家」
バルセロナで見学した高層オフィスビルZEROZERO(EMBA設計)
そしてまた今度は、かの北海道ノーザイ工業ではセラミックブロックの生産を中止したというのです。セラミックブロックは、レンガのように焼成した建築ブロックで北海道では農業施設や倉庫、交番や公園のトイレ、公営住宅や個人住宅などで盛んに用いられ地域の景観を形作ってきました。北海道では身の回りにあって、日常の風景になっている人たちも多いのではないでしょうか。素材がなければ工法もなくなります。同時に職人さんと技術もなくなってしまいます。欧州では、最先端の高層オフィスビルでさえ素焼きのレンガブロックで間仕切りを仕上ています。それを見たとき、技術を残すことで伝統と文化を守り育てていると思いました。
ZEROZERO内部のレンガブロックの間仕切と下地

木曜日, 3月 08, 2012

メーソンリー住宅

3月になり8日になりました。ここ数日、寒気がゆるみ車道のアスファルトが顔を出している。1週間前にはさらさらの雪が今はシャーベット状になりそして夜半には凍てつく。この繰り返しのうちに、春がすこし近づいてきています。


グレイの家正面
ここのところ、メーソンリー(組積造)の良さや現況の課題について考える機会がありました。メーソンリー(組積造)は、コンクリートブロック造やセラミックブロック造、レンガ造や石造のことなのですが、近年建設件数が激減しているのです。生物にたとえれば、すでに絶滅危惧の危険水域といったところでしょう。これではイカンと思うのは、私だけではありません。長年コンクリートブロックの自然素材然とした雰囲気を、時間に耐える素材としての素晴らしさを感じつつ設計してきたこの身としては、なんとしても状況の改善のために訴えていこうと思います。
グレイの家居間

水曜日, 2月 29, 2012

2月の余韻

29日は4年に一度の特別な日です。この日をただの2月の余りと考えるのか、はたまた3月本番へのミニキャンプのような準備の一日と考えるのか、1日分時間をすこし得をしたような気分になります。余談ですが最近完成した古いオフィスビルの内装リフォームのビフォーアフターをご覧下さい。住宅ではありませんが同じ建築、日常の住宅設計の余熱が込められています。
1階ホールの改修後その1~スライド扉を新設
1階ホールの改修後その2
テナント改修後~床をタイルカーペット、暖房を電気に変更
上、改修以前の様子、3画像

日曜日, 2月 26, 2012

薪ストーブに火を入れる

発寒5-5モデルハウスの薪ストーブに火を入れた。サカシタペチカの坂下社長さんが丁寧に手ほどきしてくれた様子です。高気密住宅で第三種換気という条件でも、基本的な注意をすることで安全に問題なく薪ストーブが使用できます。

説明を始める坂下さん

着火用の新聞紙を丸めて置き、その上に焚きつけを置く
用意が出来たら、近くの窓を少し開け室内の負圧を解消して点火する
燃えだしたら薪を入れ、窓を閉める

日曜日, 2月 19, 2012

薪ストーブ

昨年2月の建築展での薪ストーブ展示
この季節、とくに今年は寒さが厳しいこともあり暖房が恋しいもの。ちょうど1年前に開いた建築家展(空間の響き~建築家・山之内裕一展:ギャラリー創)では、居間の象徴として薪(まき)ストーブを置いた展示を行いました。ギャラリーを1軒の家と「見立て」ることで、来場者が住宅の雰囲気の中で展示を味わってもらおうと考えたのでした。
今月の各週末の土日、開催中の「発寒5-5モデルハウス」では、現実に居間の中心として薪ストーブを置いています。機種は、株式会社サカシタペチカさんの取扱によるノルウェー製のヨツールF162.カタログによると税込価格は33万6千円だが、これに外部煙突が必要で、今回の場合は工事費を含めて70万円程度になっています。

札都「発寒5-5モデルハウス」の居間の薪ストーブ
2月19日(日)、25日(土)、26日(日)のオープンハウスでご覧になれます。

木曜日, 2月 16, 2012

写真展

酒井広司写真展「写真の中の時間―室蘭・母恋 昭和51年ほか」を観てきました。白黒の写真がちょうどいい目の高さに並べられています。小中学校そして大学生活の大半を室蘭で過した私には、古いアルバムをめくるような少しドキドキするような想いがありました。今回、酒井さんもまた中学高校を室蘭で過されていることを知りました。同じように室蘭の同じ時代を過した人が、何人もギャラリーを訪れて来るのだそうです。母恋(ぼこい)はなんとも優しい響きの地名です。
写真展は、今月20日(月)まで札幌市中央区北1西28-2-35 MOMA 3Fで開催中です。