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金曜日, 5月 22, 2009

型枠施工




21日、柏丘の家の現場では型枠のたてこみが行なわれた。以前はANDO建築のようなきれいなコンクリート面が欲しくて、打放し用塗装型枠使用とか仕上表に書いていた。今、コンクリート打放し仕上げというと、型枠の指定がなくても現場では黙って新品のパネコート型枠になるのだが、そのようになったのはいつの頃からだろう。ともかくANDO効果によって、難なくきれいなコンクリート打放し仕上げを私たちは手にすることができるようになった。型枠に両手をかけ壁内をのぞきこむと、鉄筋のすき間にコンセントプレート埋めこみ用の5mm厚板がしっかりコンセントボックスに取り付いている。この手法も私の知る限り元祖はANDOさんだ。などと、感慨にふける暇もなく現場を後にする。

月曜日, 5月 18, 2009

配筋検査




18日午前、柏丘の家の現場で配筋検査をおこなう。同時に杭頭の処理を確認。
鉄筋は問題なく施工されていることを確認したので、午後からコンクリート打設となる。



地下部分はコンクリート打放し仕上げである。打放しコンクリート部のコンセントやスイッチプレート面はコンクリート面とゾロにしたい。そのために、5mm厚の彫りこみ用型枠部材を電気屋さんに用意してもらっている。今回は4ヶ所と少ないため、私からの支給品。

金曜日, 5月 15, 2009

真駒内東町の家


14日、午前中は地元雑誌の取材クルーとともに、札幌市内の「真駒内東町の家」へお邪魔しました。心配していた悪天候もなく、雲の切れ目からまぶしいほどの太陽が出ていました。
昨年9月に引き渡して8ヶ月が過ぎ、ようやく家が住まい手のものになってきたようです。正面道路の中央でカメラを構え、さらに一歩近づき外観ファサードをぐっと見上げた一枚です。

水曜日, 5月 13, 2009

捨コン打設


12日、札幌市内「柏丘の家」現場で捨コンを施工。捨コンクリートは、「基礎底面をならしたり、基礎の中心をマークしたりするなどのために捨て打ちするコンクリート」(フラット35技術基準仕様書用語解説)である。その厚さ、強度に関しては国交省の公共建築工事標準仕様書(平成19年版)で、特記がなければ厚50mm、設計基準強度18N/m㎡、スランプは15または18cmとあるが、今回はフラット35技術基準仕様書の厚30mmを優先させた。

火曜日, 5月 12, 2009

信玄弁当




11日、「旭川友の家」の打合せで旭川へ向かった。毎回楽しみにしている打合せごはん。今回は、「信玄弁当」を頂いた。メニューは試作品とのことだがとても美味しかった。器は、中蓋が杯になっている丸い重箱。持ち運びに便利な「信玄袋」とセットで、クライアントグループの食事会に使用しているのだそうだ。

土曜日, 5月 09, 2009

住宅用杭


9日、札幌市内「柏丘の家」現場にて、クライアント立会いで杭工事がおこなわれました。事前の地盤調査の結果、外径250mm、長さ3mのJISA5372(B種)住宅用杭35本を圧入工法により施工。
熟練の職人さんたちが手際よく施工してくれましたが、狭い道路と敷地に大型の杭施工機を搬入しての神経を使う作業でした。

月曜日, 5月 04, 2009

家具展示場の中の住宅展


2日(土)、3日(日)旭川カンデハウスショールームでの「ASJ建築家展」に参加してきました。
なかなか普段の設計では使えないようなハイエンドな家具に囲まれた中での住宅写真パネルや住宅模型展示、来場されたお客様にはどのように映ったのでしょうか。
ともあれ、GWの連休さなかにご来場の皆様、ありがとうございました。

金曜日, 5月 01, 2009

旭川イベントのご案内


「ASJ旭川イベント 建築家展 IN ASAHIKAWA」に参加します。
5月2日(土)、3日(日)の両日、カンデハウス旭川ショールームにて開催です。
私は、住宅5点の完成例と1点のエコ住宅計画案を展示します。
GWの最中ですが、是非お越し下さい。会場でお会いしましょう。

水曜日, 4月 29, 2009

続・美瑛の丘




旭川友の家での27日の打合せは昼食に「のっぺい汁」をご馳走になりました。「いなりずし」も合わせ、打合せに参加するクライアントグループ数十人分を自ら作るというので準備もたいへんのようです。
美瑛の丘の景色を違う角度からもう一枚。これもまたご馳走です。

月曜日, 4月 27, 2009

美瑛の丘から


27日、旭川での打合せが少し早めに終了したので、後日に予定していた別の打合せを行なうため美瑛に向かった。美瑛は丘の風景の町。丘一面に広がる畑は、耕されたばかりの土が露出している。遠くには鮮やかに大雪連峰が姿を見せている。一番高い山が旭岳だと地元の方に教わった。まだ山は冬の装いである。

日曜日, 4月 26, 2009

季節はずれの雪




26日、午前中に地鎮祭がありました。あいにく札幌市内は季節はずれの雪模様です。
敷地は偶然にも5年前に私のところで設計した「グレイの家」の数軒隣。
南斜面が林に覆われた自然豊かな場所。前回同様この風景が敷地の宝物です。
写真は、雪に覆われた敷地と模型。
着工はゴールデンウィーク明けですが、新たな気持ちで現場に向かおうと思います。
昨日25日、「建築家との家づくり」にご来場頂いたみなさまありがとうございました。
家づくりの心ともいうべき「設計」を中心にコミュニケーションできたことを嬉しく思います。

木曜日, 4月 23, 2009

建築家との家づくり


今週末、4月25日(土)午後1時30分から「建築家との家づくり」イベントがあります。
2月1日に引き続き2回目の参加です。住まいづくりを考えている方、ぜひご来場ください。
会場でお会いしましょう。

月日:4月25日(土)
時間:13:00開場~13:30イベント開始
場所:札幌市西区山の手3条5丁目3-5 リプランOFFICE 2階
入場無料です。

火曜日, 4月 21, 2009

日本画


関西に在住している建築家でたびたび水彩画の個展を開いている森幹雄さんから展覧会の案内が届いた。今回は、御自身のものではない。なんと娘さんの個展だという。それも日本画、さすがに京都です。
2009年5月8日から16日まで、京都市中京区丸太町通小川西入ル
石田大成社ホールICBにて、日祝休み入場無料とある。

日曜日, 4月 19, 2009

20年物


19日午前中、札幌市西区にある西野三角公園の家を訪れました。今年で完成後ちょうど20年目の住宅です。さらにこれからの20年を快適に過すために、外部木製サッシのメンテナンスやキッチンの料理機器の入れ替えをしたいという相談でした。嬉しいことに、いつまでも上手に住宅と付き合ってくれています。

月曜日, 4月 13, 2009

旭川友の家


13日は旭川で、昼をはさんでの打合せがあった。毎回クライアントが手作りのランチをご馳走してくれる。今日の献立は、ルーから手作りしたカレーにスープと野菜サラダ付き。
今日の旭川は気温が20度Cを超え暖かい一日だった。まだ、日陰には雪が残っているのだが。

土曜日, 4月 11, 2009

春の外構工事


北海道の場合、年末に完成した住宅は敷地が雪に埋もれ外構工事が未施工のまま春を迎えることが多い。
「山の手の家」もまた同様に、雪が融け地面が顔を出す季節が到来したのでそろそろ外構工事をということで11日午後、「山の手の家」で打合せをすることになった。
施主と一緒に敷地を見て廻ったのだが、外壁のキャピタルペイント水性塗装カラマツ羽目板は美しくびくともしていないのを確認してほっとしている。

木曜日, 4月 09, 2009

ガーデンストーブ


9日、札幌は良い天気になった。昼休み、春の陽気にさそわれて庭へ出たついでに雪囲いに使用した荒縄をガーデンストーブで燃やす。灰の一部は庭にまいて肥料にする。敷地の陰で残雪をみつけた。長かった冬を物語るかのように薄汚れている。

火曜日, 3月 31, 2009

手作りパン


現在、旭川市内に計画中の建築は、大人数グループでの打合せとあって、午前中現地到着と同時に始まり午後2時ごろまでタイトな時間割になっている。休憩を兼ねるお昼時には、クライアントの主婦グループが我々の昼食を用意してくれる。
昨日、30日のメニューは、スープと手作りパン、野菜サラダ付き。毎回手作りの家庭料理を、美味しくいただいています。

月曜日, 3月 30, 2009

岩見沢駅舎グランドオープン


30日午後、旭川市内での打合せを終えて札幌への帰路、岩見沢駅に立ち寄りました。
設計者・西村浩さんの事務所からのメールで午前中にグランドオープンのセレモニーがあることを知っていたので、この記念すべき日にちょっと立ち寄ってみたいと思いました。
午後3時過ぎ閑散とした駅舎に入ると、岩見沢市の担当課長のS氏が笑顔で出迎えてくれました。偶然です。S氏と一緒に見てまわったセンターホールの吹抜け部分は、駅前通正面からの視線を受け止めるだけではなく、視線が透過する気持ちのよい空間となっていました。ただ、気持ちよく空を飛ぶ鳥が誤ってガラスに衝突しなければいいですが。
駅舎と同時に連絡通路も完成しました。連絡通路は市民の歩道として、線路によって分断された市街地を100mに渡って結びつけています。とてもいいですから見てきてください。というS氏の誘いで、早速、写真を撮りました。

火曜日, 3月 24, 2009

1/30のWBC


24日、きょうの話題は、なんといってもWBCです。そして、最後に決勝のタイムリーヒットを放ったイチローですね。というわけで、私たちの打合せテーブルの上に乗り、ボルタ君がLEDスポットを浴びて久々の登場です。
どこにもイチローとは書いてないのですが、かたちが名前を語っています。身長を計測したところ60mm。公表身長は1800mmだから、ちょうど1/30スケールモデルになる。
1/30の小さな声で、WBC二連覇おめでとう。

土曜日, 3月 21, 2009

薄氷


21日は朝から陽ざしがあって外はさぞ暖かい、と思い外に出てみると身を刺すような寒さがある。きのうは暖かく水溜りになっていた道のくぼみ、そこにできた薄氷が車に踏まれて粉々になっている。

土曜日, 3月 14, 2009

岩見沢駅舎


最近、JRで旭川へ打合せに行き来する車中からホームごしに見える新築の岩見沢駅舎の様子が気になっています。先日などは夜の暗闇の中に古レールマリオンのガラスカーテンウォールが見えていたので、オープン間近だと思っていたら、昨日、この月末に完成記念コンサートとコンペの当選者と主宰者によるフォーラムの案内が来ました。コンペは、2005年でしたから、すでに4年の歳月が過ぎたことになります。あらためて建築は時間がかかるもの、そして関係者のご苦労を思いました。

土曜日, 3月 07, 2009

キッチン2


昨日のつづき、ワンルーム化したキッチン+食堂+居間にはいろいろな法則がある。例えば天板の高さ寸法の序列がある。立ち仕事のキッチン天板では850mm、椅子に座る食堂のテーブル天板高さは700mm、ソファや床に座る居間のテーブル天板は450mmと、人の視線の高さとともに変化する。十分に広い空間を確保できる場合、人の目線の低い居間がより広い面積となり、目線が高いキッチンは必要最小限の面積になる傾向があるようだ。
写真は、「美しが丘の家」居間からキッチンを見たところ。居間の壁には視線の焦点となるテレビが掛けられている。テレビとの関係にもまた法則がある。

金曜日, 3月 06, 2009

キッチン


最近、アイランド型キッチンのように居間や食堂と一体化し、キッチンとして区切られた部屋を作らない傾向があります。室内構成がワンルームに限りなく近づく傾向と一緒なのかもしれません。また、キッチンが家族の共同作業場化していることにも関係があるようです。
食事が家族にとって大切な時間であることを考えると、キッチンが家の中心にあるのはおかしい話ではないのです。写真は、昨年末竣工した「東札幌の家」のアイランドキッチンです。見事にオープンになっています。調理の音や臭いを問題視することもありますが、家族のコミュニケーションに役立つならばそれも正解でしょうか。

水曜日, 3月 04, 2009

レスタウロ


(社) 日本建築家協会北海道支部の広報サイト、北の建築家たち「Hokkaido Architects」
Vol.65のコラム・ポケットギャラリー(http://archihokka.exblog.jp/)に、「小樽公園通教会のレスタウロ」が載りました。小樽公園通教会の構造改修の記事です。
レスタウロ(Restauro=修復、改装)は、小樽公園通教会の成立→米国→F.L.ライト→C.スカルパ→レスタウロ→小樽公園通教会の構造改修という順序で、再発見した言葉です。

月曜日, 2月 23, 2009

最終講義


20日は、室蘭工大の黒澤和隆教授の最終講義に出席してきました。師の新しい旅立ちに同席でき感慨無量でした。写真は、7階の黒澤研究室にてのスナップ。iPone携帯画像のため、不鮮明の件はお許しを。黒澤先生は3月末にて定年退職されますが、引き続き4月からも図学の講義を受け持たれるとのことです。

木曜日, 2月 19, 2009

センサー


昨日は、10年前に新築したお客様から緊急電話があった。「出かけようとして車庫の電動シャッターを開け、車を出したのだがそのまま閉まらなくなった」という。工務店と一緒にかけつけてみたら、車庫に置かれた古新聞紙の山に事故防止用センサーが反応していたのだった。住まい手の使い方が原因だった。機械の故障ではなく一安心。
今日は、事務所の個別暖房用として活躍している密閉式石油ストーブがダウンした。取扱説明書を見ても要領を得ないので、メーカーに緊急電話し来てもらう。カーボンが付着して異常燃焼防止用センサーが働いているため点火しないのだというので、センサーごと燃焼プラグを交換した。聞けば十分に耐用年数を全うしているという。写真は、生き返った三菱クリーンヒーター。20年近く使用してきたが、まだしばらくは現役だ。センサーが安全を守る、というお話2題。

火曜日, 2月 10, 2009

外断熱のすすめ


エコブームに乗って外断熱関連の企業は元気がいい。昨日9日は、外断熱工法部材の開発と施工販売を手がけて10数年の実績がある札幌市中央区の〈株〉テスク本社を訪れた。
現場打ち鉄筋コンクリートとプレストレス鉄筋コンクリート、工場生産プレキャスト鉄筋コンクリートの部材供給と施工バリエーションを持っている。私としては、これに補強コンクリートブロックを組み合わせたものも追加してほしいところだ。
本社近くにあるモデルハウスも見学させていただいた。設計は本社屋とも画工房。


実は、高校生だった40数年前、私の家族はこのあたりに住んでいたことがありとても懐かしかった。写真は詳しく説明をしていただいた丹社長。逆光のためお顔が写っていない。ごめんなさい。

土曜日, 2月 07, 2009

冬まつり


6日午後、打合せで旭川を訪ねました。札幌市内では、「雪まつり」開催中ですが、旭川市内でも「冬まつり」が7日(土)から始まります。JR旭川駅前を起点とする「平和通買物公園」がその会場のひとつで、写真のような氷の彫刻がけなげに並んでいます。建設中の構造体が見えてきた新しいJR旭川駅を背にして、丸井今井や西武などの動向が気になる大型店舗建築も視界に入ってきます。まさに、街はいきいきとした生きもの。凍てつく極寒の街は、強くたくましく見えた。

月曜日, 2月 02, 2009

温度測定


2月になり厳寒期の温度測定のため、「千歳のエコハウス」のセンサー(オンドトリ)の設置状況を確認してきました。2日は、昨日までの大荒れの天候がウソのような穏やかな晴天に恵まれ、また千歳は札幌よりもさらに暖かい1~2℃のプラス気温。
センサーは、室内各階×3、屋外×1の計4ヶ所に設置し、外気温と室内気温の変化を記録します。
写真は、暖房用ヒートポンプ屋外機。ヒートポンプの動力源である電気使用量も計測し、エネルギー消費量を確認します。今日は、太陽光発電の効率もいちだんと良いようです。

日曜日, 2月 01, 2009

建築家とつくる


2月初日の今日、北海道の住宅雑誌社リプランがプロデュースする「建築家との家づくり」イベントに参加しました。あいにくの大荒れの天候にもかかわらず、ご来場されたお客さま、ありがとうございました。そして私を含め6名の参加建築家の話に熱心に耳を傾けていただきました。皆さまの夢の住宅づくりに、私たち建築家は全力でお手伝いしたいと思います。
写真は、会場になったリプラン社屋前の駐車場。温水ロードヒーティング配管が降り始めた雪を融かしている様子が、模様になっている。外気温はー5℃、北海道ではやっぱり暖かい家が欲しいですね。

月曜日, 1月 26, 2009

キングポストトラス


24、25日は旭川でASJイベントに参加してきました。前日までの陽気とはうってかわり、両日とも氷点下の真冬日でしたが、外の寒さにもかかわらず多数のご来場を頂き感謝しています。
写真は、会場となった旭川デザインギャラリーの内部。キングポストトラスの豪快な木造小屋組みが見事な格調ある空間です。

金曜日, 1月 23, 2009

旭川デザインギャラリー


24日(土)、25日(日)は、ASJ建築家展に参加するため、旭川市宮下通11丁目にある「旭川デザインギャラリー」へ行きます。他の建築家のみなさんとともに、住宅写真パネルを展示しています。私は両日とも会場にいますので、お近くのかたは是非ご来場ください。入場は無料です。住宅相談などもいたしますので、お声をかけてください。
場所は、JR旭川駅の東側へ徒歩圏内です。地図でご確認ください。

水曜日, 1月 21, 2009

掲載誌


北海道建築士事務所協会の機関紙「BROWSEぶらうず」に昨年暮れに受賞した住宅「KWH」Kids with housesが掲載され、送られてきました。「きらりと光る北の建築」賞というもので、北海道建築士事務所協会札幌支部が独自に制定しているものです。この賞の特長は、ノミネート作品を市民に展示公開し、市民の投票を基礎点として評価した上で専門家による現地審査と最終選考に入るという透明性のある市民参加型方式であることです。
ともあれ年頭に私どもが受賞した栄誉をしっかり記録に残していただき、とても嬉しい。

水曜日, 1月 14, 2009

住宅の新年







昨日、「千歳のエコハウス」と「山の手の家」へ行きました。二軒の住宅はともに年末押し迫って竣工、慌しさの中で入居をしたというので、その後の様子が気になっていました。

「千歳のエコハウス」は、目玉の暖房用と給湯用の2台の空気熱源ヒートポンプが快調に作動中です。太陽光発電との組み合わせがどのような結果を生むか、今後のデータが楽しみです。
「山の手の家」は、白色をベースにした室内空間に、クライアントのセンスが光るインテリアが充実してきました。室内での生活を楽しまれているご様子、さらにすばらしい生活の舞台になることを予感させられるようでした。
どちらも入居後間もなしということで、若干の微調整や小さな手直し等ありますが、これもオーダーメイドの手作り住宅ならではのこと、これからも長いお付き合いよろしくお願いします。

木曜日, 1月 08, 2009

なずなななくさ


年末年始に頂いたカレンダーの行事解説によると、7日は七草でした。かくいう我が家でも、風流にも朝食に七草がゆを食べました。
写真は昨年末に竣工した「千歳のエコハウス」。確認検査機関から連絡が入り、「建設住宅性能評価書」を7日午後受けとりに行きました。温熱環境の省エネルギー対策等級4等級以外は基準法レベルの等級なのですが、設計監理した住宅が持っている性能を検証できるのは魅力です。ただし、評価書を手にするまでには相当の時間と労力を費やさなければなりませんでした。検査機関で評価書交付のお礼を言ったら、お正月ですね受付でミニカレンダーを頂戴したのです。
谷川俊太郎さんのことばあそびうたではありませんが、「なずなななくさ、さすがのじゅうたくせいのうひょうか」帰り道で口ずさんでいました。

木曜日, 1月 01, 2009

謹賀新年2009


2009年元旦。
新年あけましておめでとうございます。
山之内建築研究所、山之内裕一です。

新年を迎えるにあったって2008年の私のブログを振り返ってみました。
年間総数105回アップしました。これは3~4日に1度書いた計算になります。
その内容は4割以上が進行中の現場報告です。これはほぼねらい通りの結果でした。
残りは私が出会い見聞きした建築一般の話題、そして身の回りの情報などでしょうか。

本年も、ネコのように好奇心のカタマリとなって、建築を中心としたさまざまな日々の活動をお伝えしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

土曜日, 12月 27, 2008

吹雪のなかのコンサバトリー


26日、昨日から大荒れの天候で、朝起きるとあたり一面雪景色だった。「山の手の家」は、竣工引渡しの最終段階。暗くなるまで、点検に余念がない。家の中心にある小さな「コンサバトリー」が雪に埋もれて光を放っている。北国住宅での半戸外空間として面白い場になりそうだ。

火曜日, 12月 23, 2008

完成迫る、千歳のエコハウス


23日、休日返上で最後の仕上げに拍車がかかる千歳の現場へ向かう。作業の進捗を見守るだけで、私はほとんど打合せする事項も理由もないのでじっくり現場を見ることができた。完成迫る現場で現場担当者や職人さんたちとの短いやり取りの中で、空間との一体感を感じていたいと思った。写真は、現場を離れる瞬間の夜景。まだ、作業が続いている。

土曜日, 12月 20, 2008

上遠野徹建築展


北海道の大先輩の建築家、上遠野徹さんの建築展へ行く。札幌市中央区のギャラリー「創」で1ヶ月間開催されていたものだが私はまだ行っていなかった。実は、本日が最終日なので見逃すわけにはいかない。「鉄骨の住宅」と題され、写真パネルと大きな模型で構成されたなんともシンプルな展示内容だ。40年間に設計された10棟ほどの代表的な住宅群の中で、JIA25年賞とDOCOMOMO100選に輝いた自邸の模型と写真が中心を飾っている。ご本人にはあいにくお会いすることができなかったが、ギャラリーの担当者に聞くところによると、自邸の敷地内にある事務所建物の増築を計画しているとかで、ますます意欲的なご様子だ。

日曜日, 12月 14, 2008

週末の車窓


金曜日12日は、建築学会北海道支部恒例の作品発表会が北海道立近代美術館講堂であった。私も住宅を発表させていただいた。全30数作品が紹介されたが、発表者は若い世代が随分増えた印象がある。もちろん同世代や先輩たちも健在。14日は、打合せで旭川に向かう。札幌発のJRに乗り込んだ時はカラリとした晴天だったが、30分もすると北に向かう車窓の風景が白一色になった。
手に取ったJR北海道の車内誌に「雪国への使徒、田上義也~モダン都市、札幌に抱かれて」という特集記事を見つけた。北海道でのプロフェッショナルな建築家のさきがけとして知られる田上さんの建築と物語が紹介されている。建築家の仕事の意味と役割を考えさせられた週末であった。

月曜日, 12月 08, 2008

落雪防止屋根に新雪


8日午前中、きのう降った雪が日射の影響ですこし解け始めている。そしてまた午後、日が陰ると凍結する。北海道の冬は油断ならない。落雪防止屋根工法を施した「山の手の家」では新雪が均一に屋根を覆っている。突然、雪崩のように屋根雪が滑り落ちることがないので安心である。

土曜日, 12月 06, 2008

カラマツ羽目板水性塗装仕上


「山の手の家」の外部足場が外れ、外観が見えてきた。ブラウン色に塗装されたカラマツ羽目板竪張りの表情が優しい。耐久性に難があり解体した50年前の旧住宅も、外壁は下見板張りであった。半世紀の風雪にさらされた板材そのものは完全に朽ちてはいなかった。木はなかなか強い。今回の新設カラマツ外壁もまた長い時間を生きることになる。

金曜日, 12月 05, 2008

タモフローリングソープワックス仕上


4日、東札幌の家で改修工事の引渡しがあった。今回の工事は、外壁張替えと内部の一部改修が主な内容です。
以前の室内は暗く入り組んだ印象であった。改修後、和室とLDKをワンルームとし広くシンプルにするとともに、壁天井は白色系バターミルクペイント塗装、床はソープワックス仕上タモフローリングを使用することでさらに明るく清潔な印象になっている。これらはすべて自然素材仕上で再構成したのだが、今回のように住みながらの改修工事では、例えば刺激臭のない仕上を用いることなどがクライアントのストレスを少なくすることに役立っている。
写真は階段端部で、切りっ放しのタモフローリング床とパネルヒーターのサーモバルブ、巾木はアルミアングル。

水曜日, 12月 03, 2008

小さくてもきらりと光る


子供たちと暮らす家「KWH」が、北海道建築士事務所協会札幌支部で主催する「きらりと光る北の建築賞2008」を受賞しました。昨日、正式に受賞通知が届いたのです。他薦によりノミネートされ、札幌地下街で写真パネルを展示し一般の方に見ていただき、さらに専門家の現地審査を経たうえでの決定ということで、評価の視野領域が広く感じられるのがこの賞の特徴でしょうか。

なにはともあれ、嬉しいものです。再来週に市内のホテルで授賞式があるという。クライアントを始め関係者の皆さんに感謝です。