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水曜日, 7月 12, 2017

「最新の技術を取り入れたブロック住宅」をつくろう!

かつて北海道はブロック住宅、と言われた時代がありました。始まりは昭和30年代で、今から60年前のこと。耐火性、断熱性に優れた防寒住宅としてスタートし、官民一体となって地域の風景をつくるほど多くつくられた家型フォルムの筆頭格、いわゆる「三角屋根の家」です。
最近は、地域遺産として見直されリノベーションを施して再販市場に供給される例も多い。そうした流れをみていると、家型はもちろん、敬遠されがちなブロックの素材感も支持されているようです。
ではなぜ新築ブロック住宅が増えないのかという疑問だけが残るのです。
建設価格の高騰が原因だというのですが、はたしてそうなのかと思う。
実際に、建設費をあたってみますと、ブロック工事費自体は木造の材料費と大差がないことが分かりました。つまり、木造とほぼ同等の予算でつくることができるのです。

リプラン最新号(平成29626日発行、リプラン北海道117号)にて、連載記事

Q1.0住宅デザイン論」第8回「最新の技術を取り入れたブロック住宅」として拙作「小屋群住居O」が論考対象になりました。室蘭工業大学名誉教授・鎌田紀彦先生により読み解かれています。