木曜日, 5月 26, 2016

混構造は建築のパッチワーク

コンクリートブロックで建築を設計して30年になる。北海道の大地に大量に埋蔵されている火山灰を原料としてセメントで固めたのがコンクリートブロック。実に北海道らしさの漂う建築材料である。いわゆる地場産品であるから、かつては全道各地に生産拠点があった。人力で1枚1枚積み上げる職人の弁当分のカロリー消費で済み、現場で廃材を生むこともなく、仮に使い残しや端切れが出ても砕いて新規のブロックに再生することができる。自然石のように蓄熱が期待できるので外断熱の躯体には適している。ブロック目地の内側に縦横に鉄筋補強を入れると大きな耐震性を得ることができる。木造と組み合わせる混構造は、それぞれの素材をお互いに引き立てあう。デザインもパッチワークのような面白さがある。
この住宅は、そうした混構造のひとつである。2004年に竣工し、12年後の2016年新しく撮影した。
パッチワークのような正面外観~1階コンクリートブロック造+2,3階木造
1階コンクリートブロック造内観~壁はコンクリートブロック素地
2階木造内観~壁はカラマツ構造合板素地