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月曜日, 8月 01, 2016

地盤と基礎断熱

北海道浦河町の個人住宅現場にて、耐震性と断熱性を満たすために、軟弱地盤+基礎断熱+暖房蓄熱=コロンブス工法、を試すことになった。既存建物の建て替えであり、旧建物は木杭を使用している。コロンブス工法は、地盤置換工法の別名。PLG社の特許工法名称。住宅の総重量を試算し、それに相当する地盤を軽量な素材に置き換え構造的バランスを取る工法。先の熊本、5年前の東北の震災でも有効性が実証されたという。

原理はPLG社のウェブサイトからの引用で「基礎下の重い土を取り除き、そこに軽いEPSのジオフォームを入れ、軟弱地盤にかかる建物の重量を軽くして沈下を抑えます。さらに、地盤とのバランスをとり、建物が傾いて沈む不同沈下を防ぎます」「基礎下全面に敷設されるジオフォームの断熱性によって、床下の熱損失が減り、基礎コンクリートに蓄熱する躯体蓄熱暖房などによってCO2削減に効果があります」となる。建物基礎と地面との間で縁を切る免震工法でもある。
EPS t=200mmを敷き込み、隙間に船底のキール状梁型をつくる