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火曜日, 12月 17, 2013

1970~74

先日、JIA住宅部会の例会がありました。12月は、住宅賞授賞式と忘年会です。誰でも「旅のスライド」を発表して良いことになっているので、私は昨年来の神戸行について写真を交えて話しました。今回、特に発表しようと思いついたのは、たまたま数週間前にある図面のコピーを手にしたからです。それは、北海道釧路市生まれで神戸大学で建築を学んだ建築家・毛綱モン太(毅曠)の反住器(1972年竣工)の青焼製本のコピーという文字がかろうじて読み取れる程度の図面でした。私は、実物を1976年にご縁があって見学しています。当時の写真を添えての発表です。反住器の反とは、反省、反問、反芻、といった繰り返す振り返るという意味。反対や反発といったアンチの意味だけではないことは確かです。一年の終わりのこの機会に、ふさわしい言葉だと思いました。昨年見学した高槻日吉台教会も一緒に映しました。日吉台教会は、1970年竣工で建築家・毛綱モン太(毅曠)のスタートになった作品です。若々しくて、涙が出るほど生命感にあふれています。
反住器(平面図)~彩色は筆者

反住器(断面図)~彩色は筆者

反住器外観(1976年撮影)

反住器内観(1976年撮影)

日吉台教会(2012年撮影)

日吉台教会(2012年撮影)

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