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日曜日, 3月 31, 2013

年度末

明日からは、H25年度。今日まで、H24年度というのでなにかと駆け足で数日を過ごしてきた。
合間に、六本木の国立新美術館に立ち寄り「カリフォルニア・デザイン展」を観ました。衣食住を横断するモダンデザインの系譜を観ることができる楽しくも教育的な展覧会でした。

美術館前の桜

ミッドタウンの桜

火曜日, 3月 26, 2013

ロマンとリアル

24日早朝、北海道の建築家の先駆者・田上義也さんのTV番組「MODERN TIMES北海道 昭和の彩り・建築家田上義也」を観た。田上さんは大正12年の関東大震災を契機に、日本の中のアメリカ的風土の北海道に移住し、北海道に建築文化を植え付ける開拓者となった。番組は、昭和初期の代表作と当時の貴重な映像を編集した丁寧な作りとなっている。映像から伝わるシーンに、あらためて先駆者の覚悟と努力を想わざるを得ない。
観終わって私は、一人の名もない大工棟梁のことをぼんやりと考えていた。小樽に住みニシン番屋を手掛け、関東大震災の復興特需で東京に移り住むことになった大工棟梁・山田留三を知ったのは小樽祝津のニシン番屋を改修した時であった。一枚の棟札からその足跡を奇跡的に知ることができた。このことは、過去のブログでも繰り返し書いてきた。上京した当時、山田留三はすでに40代であった。リアルな現実を見つめて、自身の家族を引き連れての一大決心であったに違いない。
一方、田上さんが単身北海道の地を踏んだのは20代半ばで、若者ゆえのロマンと情熱に満ちた北帰行と言っていいだろう。ロマンとリアル、私の頭の中で両者の足跡が交差している。
小樽の写真館で撮影した、大工棟梁・山田留三(中央)~ご子孫の山田保之氏提供によるものを再録しました。

日曜日, 3月 17, 2013

日曜の朝

日曜の朝、事務所の玄関を開けてると心地よい冷気を肌に感じる。もう3月まだ3月、北国の長い冬の出口が見えてきた。