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水曜日, 8月 22, 2012

木下泰男(建築家)展

札幌市内にあるギャラリー創にて、木下さんの展覧会が開かれている。木下さんは、ガウディの弟子であったジュジョールの研究者で、スペイン・モンフェリーの未完の教会堂を実測調査したことで知られている札幌在住の建築家。今回の展覧会では、その実測図などが展示されている。


2年前の、バルセロナ行では無理を言ってモンフェリーまで道案内をお願いした。コンクリートブロックの教会堂(日本ではコンクリートブロックのサグラダファミリアというふれこみだった)というので、なんとしても見ておかねばと思ったのだ。当日、教会堂はあいにく扉が閉まっていたのだが、木下さんが役場の管理人のところまで行って交渉してくれたおかげで内部を見ることができた。今回その時の感謝を伝えた。

ギャラリーで、右側が木下さん


教会堂をイメージしたと言う模型、建築家へのオマージュ
工事は、1928年に中止され、60年以上後に再開されて完成している。1929年は、バルセロナ万国博があり、大理石で壁と床を埋め尽くしたミースのバルセロナパビリオンが建設された。モンフェリーの教会堂は、いわば廃材を使って地元の有志が手作りしたもの。この二つの建築が同時代に同じ地域に出現したことに驚く。

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