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土曜日, 7月 21, 2012

札幌聖ミカエル教会

21日午後、打合せの道中にアントニン・レーモンド設計で1960年竣工「札幌聖ミカエル教会」前を通る。低く抑えられた軒を支える赤レンガの壁が美しい。教会の南にある付属幼稚園から数10メートル先に今は駐車場になっている場所がある。黄色のレンガ壁が残っているのだが、これは教会の現場を監理した建築家、故・上遠野徹さんが設計した医院の跡だ。「聖ミカエル教会の遺産は、北海道建築史上に残されるべき価値ある事項だと思います(25ページ)」と「建築家の清廉~上遠野徹と北のモダニズム」(建築ジャーナル発行)で、レーモンド建築との大きな出会いを語っておられる。10代の頃、私の実家は教会の近所にあり風邪をひいたときなど医院のお世話になった。私の記憶の中にもレーモンドと上遠野徹さんのレンガ壁が刷り込まれている。
聖ミカエル教会の赤レンガ壁
上遠野徹さん設計の医院の壁

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