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木曜日, 9月 29, 2011

ヒアシンスハウス

25日からUIA東京大会に、開会式や公式行事にできるだけ参加してきました。大会は10月1日が閉会式です。札幌へ戻る27日、中浦和へ足を延ばしてヒアシンスハウスを見てきました。立原道造が1938年に設計した、未着工の小住宅。2004年に実現してから、7年を経て外壁の竪羽目板が落ち着いた色合いになっています。あいにく旗が揚がっていない日だったので、内部は玄関のガラスを通して外から覗くだけでした。
たまたま六本木ヒルズの森美術館で観たメタボリズム建築展の主役丹下健三は立原道造の1年後輩でもある。建築家の想像力は、都市計画から小住宅までの大きな振り幅がある。私の立ち位置は言うまでもなくこちら側だと、UIA(国際建築家連合)の東京大会でふと考えた。

金曜日, 9月 23, 2011

軽量鉄骨梁

豊平区平岸の現場で、9mスパンを支える軽量鉄骨梁の建入れが始まった。天井高3mで、畳50帖敷きの道場空間である。天井がなく青空が見えているときはさほど広さを感じないが、梁がかかって空間が覆われてくると床面積相当の広さを感じるものだ。

水曜日, 9月 21, 2011

土台

21日、平岸の道場併設住宅現場は、土台敷きが完了。この後、見事な夕焼けが西の空を染め、後片付け中の職人さんも一瞬手を止めて眺めた。台風接近の前兆でしょうか。


北星学園大学の後期講義始めの当日は、この講義始まって以来の過去最大の受講者人数を集めた。で、学校側からはいつもの2倍の大きさの教室を割り当てられたものの、後ろの学生の表情が読み取れないので、昨年までの教室をお願いすることにしました。授業は、空間コミュニケーションですから。

それにしても、単位がとりやすいからなのか?いえいえ、授業が面白いのでしょう!
17:02 北星大のグラウンド運動部員が元気に走っています
17:38 現場到着土台確認
17:47 夕焼けも闇に隠れた

火曜日, 9月 20, 2011

笑顔で授業を始めよう


札幌市白石区大谷地にある北星学園大学で、明日から後期の授業が始まります。


私が非常勤で受け持っているのは、「空間コミュニケーション」といういわば人と空間とのかかわりを実例写真を通して計画論的に学ぶ授業です。いつも履修登録は100名以上になりますが、実際の出席者は60名程度でしょうか。さて今年はどうなるのでしょうか。毎年、初日の学生さん達との出会いが楽しみです。

今日、東京の写真家Hさんから1枚の写真が届きました。1983年に撮った、建築家フランク・ゲーリーです。以前、ゲーリーを好きだといっていたのを思い出して送ってくれたようです。今年82歳のゲーリー、ちょうど54歳の頃の素敵な笑顔ですね。私への説明を透明カバーの上から赤で書いてくれました。
明日からゲーリーのような笑顔で授業を始めよう、そう思っています。

日曜日, 9月 11, 2011

飛行船

9月11日。札幌上空に飛行船があった。保険会社メットライフアリコの宣伝媒体「スヌーピーJ号」だということをネットで知った。メットライフといえば、ニューヨークのシンボル的建築で、かつてのパンナムビルを思い出す。2003年秋、交差点の中央分離帯のど真ん中で首にぶら下げていたカメラをおもむろに構えた。通りがかりの若者から、ジャパニーズスタイル!と声がかかった。

水曜日, 9月 07, 2011

札幌聖ミカエル教会とアントニン・レーモンド展

今月1日から10日間、北大の遠友学舎で開かれている、札幌聖ミカエル教会とアントニン・レーモンド展を見てきた。レーモンドの北海道に現存する唯一の建築が、札幌聖ミカエル教会。以前、同じレーモンド設計の新発田カトリック教会を見学した折、ジョージ・ナカシマの素朴な椅子が印象的であった。そしてなぜ札幌聖ミカエル教会には、彼の椅子がないのだろうかと不思議だった。
今回展示の写真でよく分った。予算の都合で、竣工時には椅子も揃っていなかったのだ。

北大の角先生の研究室で製作した模型が素晴らしい。