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木曜日, 9月 11, 2008

給気の工夫


少し気が早いのだが、北海道の冬の話。それも住宅の換気計画の話です。私は、室内の空気を排出し新鮮空気を屋外から取り込む換気システムでは、熱移動が合理的な熱交換給排気システムが理想。ですが、予算の都合で断念。いつも単純に外壁に穴を開けて外部の新鮮空気を取り込み、各室の汚れた空気をダクトで一ヶ所に集めて高性能換気ユニットから屋外へ排気する「第三種換気」にたどり着くのです。第三種換気の難点は給気が冷気を取り込み、排気が暖気を連れ去るところ。まして給気口まわりに寒さを呼んでしまいかねない。だからせめて給気口を暖房ヒーター近くに置き、冷気を直接感じないよう余熱をしてから取り込むという、快適性への工夫をすることになる。
写真は、床まであるガラス面のコールドドラフトを抑える目的の温水ヒーター、PSのCチューブを床に埋め込んだすぐ横から給気を取っています。「真駒内東町の家」でのちょっと涙ぐましい工夫です。

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